コーヒー豆の焙煎は自宅でもできるのです。今回は自宅でできる焙煎方法の代表的なものをご紹介します。挑戦できそうなものがあったらどうぞ挑戦してみてください。
作業工程も楽しもう!手動式焙煎
手動式の焙煎は絶えず混ぜながら作業をしなければなりません。しかし、焙煎している工程そのものを体感して楽しむことができる方法です。
フライパンを使った焙煎
手動式で最も手軽な方法が、フライパンを使った方法です。
そろえる道具は
生豆
フライパン
フライパンの蓋
木べら
目の細かいザル
最低限これだけは揃えましょう。
まずは、生豆をざるに入れて熱湯で洗います。汚れやほこりを取り除くためです。よく洗った生豆はそのまま濡れた状態でフライパンに入れて蓋をします。そして中火で蒸し焼きにしましょう。じっくりと火にかけて水分を抜くためです。
3分ほどして豆が動きやすくなってきましたら、木べらでかき混ぜて炒めます。9分をすぎたあたりから、パチンと音がしてきます。これを1ハゼと言います。1ハゼが始まってから焙煎時間は好みに応じて調整していきます。
浅煎りにするのであれば、パチパチ音が終わるころに、中煎りならばもう少しm待ってから、深煎りならば、2ハゼまでしっかりと焙煎をします。
好みの具合になったらざるにあけて素早く冷まします。
手網を使った焙煎
手網で行う焙煎もシンプルな道具だけでできます。
生豆
手網
軍手
ザル
これだけあれば手網焙煎ができます。
生豆を洗う工程や、焙煎のタイミング、焙煎後に素早く冷ます工程はフライパンと同じです。
洗った生豆は手網に入れて、ふたの左右をクリップなどで止めます。火加減は中火日します。日からの高さは10~15cmほどの位置で、網を水平に保ちながらリズミカルに振り続けます。
1ハゼが始まるのは焙煎を始めてから10分くらいたったくらいとなるでしょう。好みによって2ハゼまで焙煎して、好みのあじ、香りまで知被けましょう。その後手早く冷ませば完成となります。
手回し焙煎機での焙煎
自宅でも小さな手回し焙煎機を使って焙煎することができます。筒状の部分に生豆を入れて、アルコールランプや、ガスコンロの火にかけて焙煎をするのです。このやり方で用意するものは下記です。
生豆
手回し式焙煎機
軍手
カセットコンロ
ザル
手回し焙煎機は、カセットコンロにセットします。火加減やハンドルを回すペースは仕上がりの好みによって異なります。何度か焙煎をしてみて、自分の好みの具合を見つけてみましょう。
また、用意する道具の組み合わせによって最適な火力、焙煎時間も異なってきます。
コーヒー豆を入れて火加減を調節したら、回して、ムラができないようにじっくりと焙煎しましょう。
もっと手軽に焙煎したい!
主導の焙煎の場合、自分で手を動かす工程は楽しいですが、とても手間がかかります。手間なく焙煎したい場合は電気式や自動式がおすすめです。
電気式焙煎機
電気式焙煎機は熱風を使って焙煎をします。機械が温度を調節して常に一定の温度に保ってくれますので、安定した焙煎ができるのが特徴です。
生豆をドラムにセットして必要なパーツをすべて指定の場所へセットします。あとは音素と焙煎時間をセットすれば自動で焙煎が始まります。中には最後まで冷却を機械がしてくれるものもあります。
散らばりがちなコーヒー豆の皮(チャフ)を集める場所があるのであとかたずけが手間なくできて便利です。
自動式焙煎機
設定しておけば、いつも同じ温度や時間で焙煎できるのが自動式焙煎機です。豆の状態に合わせて設定を細かくカスタマイズできるものもあります。
熱風で焙煎するタイプのものが多いですが、ハロゲンや赤外線を使用して焙煎する直火式、熱風と直火を組み合わせたタイプもあります。本格的に安定した焙煎ができるのが特徴です。
ちょっとしたコツでより美味しくなる自家焙煎コーヒー
焙煎前後にハンドピックをする
コーヒー豆の中には、未熟なものや虫食いの豆などが混ざっています。これらが含まれて着ると味に影響するので、ハンドピックをして取り除きましょう。
ハンドピックのタイミングは焙煎の前と後の2回あります。
生豆の時には、ゆがんだ豆、虫食い、他の豆と違う色をした豆を取り除きましょう。焙煎後は焦げすぎた豆、欠けた豆、白っぽい豆を取り除きます。
慣れるまでは形の違いに注目して、ハンドピックするのがおすすめです。慣れてきたら、虫食いや黒い豆などもチェックしてみましょう。
飲み頃は2日後
せっかく焙煎したら、すぐに飲みたくなると思います。しかし飲み頃は焙煎してから2日後からです。2日間は寝かせておきましょう。
焙煎したてのコーヒー豆はガスを含んでいます。そのため、超出すると味が安定せず全体的にぼやけた味になってしまいます。
2日ほど経過するとガスが抜けて豆本来の風味が楽しめるようになるのです。
まとめ
コーヒーは焙煎方法によって味が変わります。自分の好みの味わいを追求するならば、自家焙煎委こだわってみましょう。
豆の扱いのコツを抑えておくことも重要です。ハンドピックや飲み頃について知ることで、より完成度が高い自家焙煎コーヒーが楽しめます。
ぜひトライしてみてはいかがでしょうか?
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