自分に合う豆ですが、生産国によっていくつもありますので、いくつか紹介したいと思います。
生産国での格付け
店頭などでコーヒー豆を見ると、銘柄に国名とSHBとかN o2などと記号のような記載があるものがあります。
これらは生産国での格付けを表しています。
① 栽培地の標高
中米ではコーヒーが栽培される場所の高度に基づいて格付けします。
SHB/SHGが最も標高が高く、最高等級となります。
② 豆の大きさ
豆の大きさを格付けに用いる国もあります。
ケニアやタンザニアではAA コロンビアでは、スプレモが豆の大きさが最大のものをいいます。
③ 欠点数
欠点の混入具合でグレードを決める国もあります。
④ 豆の大きさと欠点数
豆の大きさと欠点数を組み合わせて格付けする国もあります。
ブラジルのNo.2は欠点も少なくて、豆が大きいものが多いという意味です。
豆の種類
○コスタリカ
品種はすべてアラビカ種です。
標高の高い土地で栽培され、酸味が強く、コクがあります。
また、柑橘系の香りがするのが特徴で、上品な味わいが楽しめます。
○インドネシア
スマトラ島のマンデリンが有名です。
生産量が少なく、ロブスタ種の栽培が90%を占めています。
全体的に苦味が強いのが特徴です。
○エチオピア
世界のコーヒーの中でも、特徴的な香味があります。
イルガチェフェ地区の豆はピーチやアプリコットのようなフルーティな香味が人気です。
○ジャマイカ
コーヒーの王様と名高い ブルーマウンテンが有名です。
限られた地域でしか栽培されないので、希少な高級コーヒーとして知られています。
そのほかの豆も全体的になめらかな口当たりのものが多いです。
○ケニア
ケニアは、大粒で質の良いコーヒーができる国です。
酸味、甘味、コクは全て強いのが特徴です。
キレがあり、後味もスッキリしています。
○コロンビア
コーヒーの生産量は世界第3位です。
栽培されているのは、アラビカ種です。
甘味が強くてしっかりとしたボディが特徴です。
生産地の地理の多様性を反映していて、味わいも幅があります。
○ハワイ.コナ
ハワイの南西部コナ地区でのみ栽培されています。
栽培量が少ないので、高価な価格の豆です。日本でも、お土産として人気が高い定番のコーヒーです。
甘い香りと苦味が少ないマイルドな酸味が特徴です。
○タンザニア
キリマンジャロという名前で有名です。
スッキリとした酸味が特徴的です。
甘くて香ばしい香りがします。
○グァテマラ
原産地のグァテマラは国土の70%が山岳地帯です。
果実のような強い酸味が特徴的です。
苦味とのバランスがとれていて、華やかで甘い香りが楽しめます。
○エルサルバドル
大粒でティピカに香味が似ているパカマラが注目されています。
香味の特徴である酸味、甘みがともに強いです。
しかし、なめらかで、マイルドな味わいで、サッパリとした後味です。
○ブラジル
ミナスジェライス州が最大の産地になります。
大半の豆は非水洗式という栽培方法で、栽培されています。
酸味が少なくて、ナッツのような風味がする豆が多いです。
○ルワンダ
精製土壌の整備が2002年以降に急速に進んだルワンダ
香りが高く、澄んだ香味が特徴です。
なめらかな口当たりで、質の高い酸味と甘みが楽しめます。
浅めの焙煎が向いている豆です。
最近注目の豆 ゲイシャとは?
もともとはエチオピアが起源とされています。
生産性がとても低いので、とても希少な種とされています。
バイヤーの間では高値で取引されています。
花や香水のような豊かな香りとフルーティな風味があり、他の品種では味わえない個性的な豆です。
特に、パナマ産のゲイシャはエレガントな風味高いので、評価がとても高い豆です。
このように、一部を紹介したのですが、コーヒー豆にもいろいろな種類があり紹介しきれません。
手軽に購入できるものから一度でいいから味わってみたいものまで多種多様です。
お気に入りを見つけるところから購入していくのはいかがでしょうか。
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