キャンプの楽しみの一つと言えば燻製ではないでしょうか?
カレーに並んで簡単に作れちゃうのが燻製です。
燻製についてご紹介しましょう。
燻製料理ってどんな料理?特徴は?
燻製とは、サクラやリンゴなどの木材をいぶしたときに発生する煙を食材に当てて、独特な風味をつける調理方法のことです。
風味が加わるだけでなく、煙の中に含まれる殺菌成分によって、食材に付着している微生物などを死滅させる効果があるため、長期保存も可能となります。
さらに煙で燻ることで乾燥が進み、食材の水分量が減るので、微生物や細菌などの繁殖を防ぐこともできるんです。
魚や肉などといった痛みやすい食材も、燻製にすれば日持ちさせることができます。
燻製の作り方
方法がいくつかあるのでご紹介します
熱燻
主にキャンプなどで用いられるのが熱燻です。80℃から130℃という高温の煙で数十分燻るのが特徴で、乾燥もあまり進まないため長期保存としてではなく、風味付けといった目的で用いられます。
小さな燻製器でもできるため、キャンプやアウトドアには非常に向いていると言えるでしょう。
温燻
一般的に燻製というとこの温燻を指すことが多い。
50℃から80℃程度の煙で燻るのが温燻の特徴で、かける時間は熱燻に比べて長いため、食材の水分量も半分程度失われます。
しかし長く持っても数日程度のため、長期保存には向いていません。ベーコンやロースハム、ソーセージなどがこの温燻によって作られる代表的な料理と言えます。
冷燻
25℃以下の燻煙を長時間かけ続けるのが冷燻であり、多くの場合、2週間から数ヶ月間に渡って燻り続けます。
長時間燻製し続けるため、食材の水分量はほとんど失われるので、長期保存する場合にはこの冷燻が用いられます。
しかし外気温が25℃を上回ってしまうとこの方法は使えないので、夏場は難しい方法です。
生ハムやドライソーセージなどが冷燻によって作られています。
燻製器にはどんなものがあるの?
燻製器はプロが使う業務用のものから素人向けのものまでさまざまありますが、代表的なものをご紹介します。
ダンボール製の燻製器
これから燻製にチャレンジしてみたいけど、いきなりお金をかける勇気が無いとか、キャンプなどに気軽に持っていきたいという方におすすめなのが、ダンボールで作られた簡易的な燻製器です。
ダンボールで作られているため、重量も非常に軽くキャンプなどのアウトドアに持っていっても苦にはなりません。
また値段も安価で1,000円程度で買えるのが魅力的です。ただし本格的な器具に比べると、やはり風味は落ちてしまいますね。
また、ダンボールで作られているうえに火気を使用するため、燃え移らないように使うときは十分な注意が必要です。
小型燻製器
鍋のような形をしており、IHやガスにも対応しているタイプの燻製器もあります。
値段は安いものだと2,000円から3,000円程度のものから、高いものだと20,000円前後するものもあります。
高い物は密封性がすぐれており、煙対策がしっかりと施されているため、家の中で燻製を行ってもあまり煙が気になりません。
安いものだとどうしても煙が外に出てしまいやすいため、外で行うのがおすすめです
電気式燻製器
価格は20,000円前後しますが、煙や臭いが外に漏れないように工夫されているものがほとんどですので、家の中で作るのには適しています。
ただし、コンセントが無いと使うことができないため、キャンプなどのアウトドアに持っていけないのが難点と言えるでしょう。
100均グッズの燻製器
なんとそれは金属製のボウル(2個)と網(1枚)。たったの300円(税抜)で簡易的な燻製器が作れますので、手軽に燻製を楽しめます。
燻製料理を作る際にはその他にスモークチップが必要となりますので、別に用意しておいてくださいね。
100均グッズでの作り方
1 まずは1つのボウルの中にスモークチップをひと握り入れます。
2 ボウルの上に網を敷き、網の上に燻製にしたい食材を並べます。
3 もう1つのボウルを上からかぶせてフタにします。
4 それを約7分くらい弱火にかけ、火を止めてから10分程度、フタを開けずに置いておきます。これで燻製が完成です。
まとめ
大がかりなものを持って行かなくても普段キャンプで料理をするときに使うもので代用できちゃいそうですね。
キャンプならば外になるので煙も気にせずに燻製ができます。
ぜひお試しくださいね。
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