火起こしのもう一つの楽しみ!フェザースティックの作り方

キャンプ,アウトドア

皆さんは焚き火の際の着火はどのようなものを使用していますか?

現在はさまざまな着火剤があり、マッチ1本、ライターワンプッシュで太い薪にも簡単に火が付くものも存在します。

しかし、そこに落ちている枝や、キャンプ場で手に入るだけで着火をしてみませんか? その際に役立つのがフェザースティックです。

フェザースティックとは、その名の通り、枝を削って先端を羽毛のようにしたもので、焚き火の火口(ほくち)などに使用する着火剤です。

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フェザースティックとは

簡単に言うと、火が付きやすいように、ナイフで木を鳥の羽のように薄く削り、毛羽立たせたものです。

フェザースティックの作り方

フェザースティックはもちろん焚き火をする前に作るものですが、1本作るのに、慣れた人で2〜3分、初心者なら5〜10分くらいはかかります。

1回に使うのは多くても4本程度なので、完成までには30分程度はかかります。

この時間も焚き火の楽しみのひとつ だと思えば、大変だとは思わずに作れてしまうのではないでしょうか。

フェザースティック作りに必要なのは、刃渡り8〜15cmで刃厚4〜6mm程度のナイフと革製のグローブ(なければ軍手でもOK)です。

着火にはファイヤースチールが必要ですね。また、火口にはファッドウッド麻紐などかがあるといいでしょう。

フェザースティックを作る薪を探そう

フェザースティックに適している薪は、針葉樹です。

理由は、削りやすく、燃えやすいためです。

広葉樹は一度火が付けば長持ちするという長所がありますが、火着きが悪く、硬いため、フェザースティックには向きません。

指2本分くらいの太さにバトニング(薪の上部にナイフを置いて違う薪でナイフの背を叩いて割る方法)で割りましょう。

太すぎても燃えにくいですし、細すぎると、フェザーがたくさん作れません。

このくらいの太さが丁度良いです。

薪には方向があります。木が生えていた時に上になっている方向に向かって削るとうまく削れます。

まずはナイフの根本で削ります。

初めの方は、厚くてもよいので、なるべく長く削っていきましょう。

可能であれば、15~20㎝位を目指しましょう。

最後まで刃を入れずに、少し手前で止めます。

そうすることで、薪にフェザーが残った状態になります。

また、削り落としてしまっても、あとで使えますので、気にしないでください。

それから次の工程ですが、

ある程度厚くて長いフェザーを作ったら、今度は、なるべく薄く削るようにしましょう。

このときは、長さは5~10㎝位を目指しましょう、長ければ長いほど良いのですが、難しいですので、長さより、薄く削ることを目指しましょう。

ちなみに、ナイフの先端から、根元に向かって、スライドしていくように削ると、とても薄くて、カールしたフェザーができます。

4と5を繰り返していきます。そうすると、写真のように1本のフェザースティックの中に、厚くて長いフェザーと薄くカールしたフェザーを混ぜていく形になってきます。

そうすることによって、薄い部分は火をキャッチしやすいところ、長い部分はその火をさらに育てていくところ、となっていくわけです。

着火

フェザースティックが完成したら、あとは、着火です。

2本、多くても4本フェザースティックを作って着火します。

一番うまくできたと思うフェザーに直接着火(マッチやライターでも、可能であればファイヤースチールで)でも良いですし、ファットウッドや、麻紐などの火口に火を付けてから、フェザースティックに火を付けても 大丈夫です。

1本でも火が着いたら、残りのフェザースティックを追加して火を大きくしていきます。

火は上に向かって伸びていきますのでフェザースティックを足すときには日の上にい追加するようにしましょう。

そして細い薪から順に太い薪へと追加していけば、火が育っていきます。

まとめ

初めは、ササクレみたいなやつしか作れないかもしれません。

でも練習をすれば、誰でも作れるようになります。

あくまで、力ではありません。

上述した方法と、あとは、刃をしっかりと固定して、同じ厚さに削れるように、練習して納得のいくフェザースティックを作っていきましょう。

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