通常のアイスコーヒーと同じように見えるけど、抽出方法が違うんです。どんな違いがあるのでしょうか? 今回はコールドブリューについてご説明します。
コールドブリューとは
COLD(コールド)は「低温」、BREW(ブリュー)は「抽出」を意味しており、コールドブリューは「水で抽出したコーヒー」のことです。
アイスコーヒーの場合は、濃いめに抽出したホットコーヒーを氷で急冷して作ります。
子の作り方は、以前から普及しているおなじみの作り方ですが、氷で急冷するので味が薄まっていくというのが問題でした。
一方、コールドブリューコーヒーはお湯を使わず水で抽出して作ります。
2015年頃からニューヨークで流行し、今では日本でもメニューに加えているカフェも多い抽出方法です。
たっぷりのコーヒー豆を水に浸してゆっくり抽出することで、苦みや雑味の原因になるタンニンが少なく、すっきりした味わいのコーヒーに仕上がるのが特徴です。
そう、まろやかで酸味の少ない、フルーティーな味わいになるのです。
同じ水出しコーヒーにダッチコーヒーというものもありますが、こちらは専用の抽出器を使って一滴ずつドリップしたものを言います。
対してコールドブリューコーヒーは豆を浸すだけでいいので、自宅にある麦茶を作るときに使うボトルやストレーナー(茶こし)付きボトルなどでも代用できるのがポイントです。
アイスコーヒーと違って出来上がりに8~12時間と時間はかかりますが、自宅でも作れるので、ぜひ自宅でも作っちゃいましょう。

今年の夏はコールドブリューを作りましょう
自宅で簡単! コールドブリュ―の作り方

材料
- コーヒー粉(細びき)……55g
- 水……700㏄(できあがり 約650㏄)
用意するもの
- ストレーナー(茶こし)付きボトル
※ストレーナーのフィルターは目が細かい方が微粉を抑え、クリアな口当たりのコーヒーがつくれます。

ストレーナー付きでとても使い勝手がいいですよ
作り方
- ストレーナーにコーヒー粉を入れる。
- ストレーナーをボトルにセットし、少量の水を注いでコーヒー粉を攪拌(かくはん)する(コーヒー粉に水がなじませ、抽出が早めるため)。
- 2に水700㏄を注ぎ、ふたをしてゆっくりと振り、コーヒー粉を水になじませる。
- 冷蔵庫に入れて8時間ほど抽出すれば完成です
最後に
外でコーヒーを楽しむ機会が減ってしまっている今、簡単においしく入れられるコールドブリューコーヒーはおうちカフェにぴったりではないでしょうか。
苦みの強いコーヒーが苦手な方でも飲みやすいすっきりした味わいと、水に漬けておくだけでできあがるという手軽さも魅力です。
お気に入りのグラスで、おうちカフェを楽しんでみてはいかがでしょうか?
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