自宅で過ごす時間が増えたことによって、家でコーヒーを淹れる機会も増えているのではないでしょうか。コーヒー豆にも、ほかの食材と同じように、“旬”の時季があるのはあまり知られていませんが存在するのです。
日本での“旬”は収穫から数か月後になる
コーヒー豆は海外で栽培・加工されて日本に送られてくるので、私たちに届くときのコーヒーの“旬”は収穫から数か月後になってきます。
日本に陸揚げされて間もない生豆が焙煎されて、店頭に並ぶ時季が旬といえるでしょう。
もちろん生産国によってその時季は、異なります。
輸入量1位のブラジルでみると、収穫期が5~9月で日本での旬は12~3月、2位はベトナムですが、主産品はロブスタ種と呼ばれてインスタントコーヒーや缶コーヒーの材料とされるので、ほとんどコーヒー店には出回らないようです。
3位のコロンビアは赤道直下に位置するため、高低差によって地域による収穫期のばらつきがあり、一年中入ってくるのです。
なので旬の時季を挙げるなら、代表的な産地の収穫が主に9~12月なので、旬はその豆が日本に届く4~6月頃になります。
5月が旬のコーヒー豆はインドネシア(マンデリン)とエチオピア(モカ)
5月いっぱいが旬といえるのは、インドネシア産のマンデリンになります。
マンデリンは人気の品種ですので、味わうにはとくにいい時季になります。
続いて6月に入ると、エチオピア産のモカが店頭に並び始めます。そのあたりが旬といえます。
7月から10月にかけては、グアテマラなど中米の国々で生産されたコーヒー豆が旬を迎えるそうです。
旬のコーヒーはどのように飲めばよりおいしく味わえるのか。
いれ方はいつでも同じといえば同じですが、旬らしい香りを感じるために、暑い時季でもホットのブラックで味わうのがいいのではないでしょうか。
ミルクを入れてしまうと、どうしても香りが隠れてしまいます。
アイスコーヒーとして味わう場合でも、ホットを冷やしたほうがより香りを感じることができるのでおすすめです。
コールドブリューと呼ばれる水出しが広まっていますが、香りはどうしても出にくくなるようです。
最後に
調べてみるとコーヒーにも産地によって旬があることがわかり、おいしい時期においしいコーヒーを飲もうと意欲がわいてきますよね。
ぜひご自宅の近くでコーヒー豆の専門店を見つけて、自宅でコーヒーの旬、
味わってみてはいかがでしょうか?
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