コーヒーの一風変わった飲み方を世界レベル、日本レベルでそれぞれ調べてみました。驚きの飲み方をご紹介しましょう。
コーヒーとは
コーヒーの起源には諸説あり、エチオピアやイエメンで発見されたという話があります。
古くは今のように豆を焙煎したり、お湯で淹れて飲む方法ではなく、豆そのものを食べていたとも言われています。
その後、豆を煮出す方法が広まったとされています。
今のように漉す方法が見出されたのは、1700年代の後半です。
フランスで誕生したと言われています。
多くの国に次々と持ち込まれ、進化を遂げたコーヒーは、今では生活に欠かせないものになったのです。
コーヒーの生態
コーヒーはコーヒーノキと呼ばれるアカネ科の木の種子を使って作られる飲み物です。
コーヒーは白く美しい花を咲かせたのち、コーヒーチェリーと呼ばれる赤い実をつけます。
この表面と果肉を取り除いたものが、コーヒー豆というわけです。
しかし、この状態では私たちがいつも飲んでいるコーヒーを作ることはできません。
焙煎と粉砕
コーヒーの生豆は、選別されたのち、焙煎されます。
焙煎の加減によっても味わいはまるで異なるのです。
例えば、エスプレッソのように濃く、苦いコーヒーは、深煎りと呼ばれる焙煎方法が用いられ、非常に細かく挽いて抽出するといった過程を経る必要があるわけです。
このようにコーヒー豆をいかに焙煎、粉砕し、どのような道具で淹れるかによって、コーヒーはまるで異なる味わいになるのです。
世界で人気の甘いコーヒー
トルココーヒー
特別な道具を使って淹れるトルココーヒーは、我々がよく知るコーヒーとは異なり、粉自体をお湯で沸かして飲むスタイルです。
いわゆる浸漬法で淹れるコーヒーなのです。
具体的には極細挽きにしたコーヒーと砂糖、水を専用の小さな鍋・ジャズベに入れて沸騰させます。
コーヒー豆から風味や味をとかし出すイメージですね。
泡立った液体をデミタスカップという小さなカップに注ぎ、粉が沈殿したところでいただくのです。
実際に飲める量は非常に少ないが、濃い味なので満足度が高いようです。
トルコ以外でもこのように作るコーヒーはトルココーヒーと呼ばれることがあるのです。
ちなみにブラジルにも、同じように淹れるコーヒーが存在するらしいです。
世界では意外にも甘いコーヒーはポピュラーなものなのですね。
ベトナムコーヒー
ベトナムコーヒーも専用のフィルターが必要な淹れ方なのです。
コンデンスミルクを入れたグラスに乗せたフィルターに中挽きにしたコーヒーをいれて、お湯を注ぎ、抽出していきます。
甘いコンデンスミルクとよく混ぜて飲むのがベトナム流なのです。
世界の変わったコーヒー
エチオピアの塩コーヒー
エチオピアはコーヒー豆の産地としても非常に有名な地域です。
ただし、上質な豆は輸出されてしまうため、国内で飲まれているのはややランクの低いものが多いのです。
そんなエチオピアではコーヒーの味わいを引き立てるため、ひとつまみの塩をコーヒーに入れて飲むことがあるそうです。
そのほかにも紅茶とミックスしたり、ハーブを浮かべたりさまざまなアレンジがされています。
フィンランドのチーズコーヒー
フィンランドはコーヒー文化が栄えた街なのです。
比較的、浅煎りで酸味の強いコーヒーが好まれることでも知られています。
そんなフィンランドのある地域では、地元のチーズを角切りにしてコーヒーに入れる変わったドリンクがあるらしいのです。
一体どんな味か?想像できませんが、まろやかさが加わるのは、間違いなさそうですね。
最後に
所変われば、コーヒー文化、コーヒーに対する意識も変わります。
私たちにとっては変わった飲み方でも現地ではポピュラーだったりするのです。
甘いコーヒーシリーズは比較的飲みやすいアレンジですね。
逆に塩やチーズを入れるものは、少し勇気がいるかもしれません。
コーヒーの好みの味にも違いがあるので、各国のコーヒー事情を調べてみても面白いかもしれませんね。
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