ホットとアイスで違うコーヒーの淹れ方とは

コーヒー

コーヒーはとても繊細な飲み物です。豆や挽き方にこだわるだけでなく、淹れ方まで意識してはじめて美味しいコーヒーに仕上げることが出来るのです。今回は、コーヒーを淹れる時にこだわりたいことについて説明していきたいと思います。

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コーヒーを淹れる準備

豆の準備が整ったら、いよいよコーヒーを淹れてみよう。

ここではハンドドリップという方法でコーヒーを美味しく淹れるコツと手順を紹介していきます。

ハンドドリップは、ペーパーフィルターにコーヒー豆を入れ、お湯を注ぐ方法である。一見簡単なようだが、淹れ方によって味わいが変わるので、ポイントをおさえておきましょう。

まず、ハンドドリップで淹れる場合は、店頭で最もよく販売されている中細目のコーヒー豆を使いましょう。

用意するものはペーパーフィルターとドリッパー、サーバーに細口のドリップポット、メジャースプーンとカップ、ソーサーの7点です。

お湯を静かにゆっくり注いでじっくり豆を蒸らしてコーヒーを抽出するために、ドリップポットは出来るだけ細口のものを用意したいところです。

コーヒー豆の量はカップ一杯140ccに対し10~12g2杯分だと20g前後3杯分の場合25~30g前後が目安にしましょう。好みに合わせて調整すればおいしいコーヒーができます。

カップやソーサーだけでなくドリッパーやサーバーも温めておくとよい。道具が冷えていては、せっかく熱いお湯を使って淹れたコーヒーが冷めてしまいます。

水は水道水を使用して、煮立ったお湯の大きな泡が消えた頃、95℃くらいのものを使用すると雑味のない味わいに抽出できるのです。

ハンドドリップのポイント

ペーパーフィルターは、底と側面に接着部分があるので、まず側面を折り、裏返して底面を折ります。そうすることでお湯が均等に行き渡り、安定した抽出ができるのである。

次にドリッパーにペーパーフィルターを装着しますが、ドリッパーにぴったり添うように広げるのがベスト。ここでペーパーフィルターが浮いてしまっては、湯が豆に均等にかからず安定した抽出ができなくなってしまうからです。

豆に等しくお湯をかけて安定した味わいにすることはハンドドリップの鉄則で、そのためペーパーフィルターにコーヒーを入れたら、必ず、軽くゆすって豆を平らにすることが必要です。
はじめに中心部から湯を注ぎ、20秒ほど蒸らす。

コーヒー豆には油分が含まれているので水をはじいてしまう。そのため、蒸らすことによってお湯を浸透しやすくするのです。

蒸らす時にコーヒーが膨らんでくるが、これはガスが抜けるからで、ガスを抜くことによっても豆とお湯がよくなじむようになる。

お湯を注ぐ時は、コーヒーの中心から「の」字を描くように注いでいく。均質に、まんべんなく抽出することで味わいが安定するので、このことを心がけましょう。

アイスコーヒーとホットコーヒーの違い

アイスコーヒーもハンドドリップで淹れることができるのですが注意点があります。

コーヒー1杯分(140cc)あたり12~14gの豆を使用し、ホットコーヒーと同じ要領で淹れるとよいのですが、アイスコーヒーならではのポイントがいくつかあるので紹介していきます。

●深煎りの豆を使う

ホットコーヒーと同じ豆を使ってもアイスコーヒーの場合、コクを感じにくくなってしまうのです。そのため深煎りした豆のほうが深みのある味にできる。

焙煎度合いは「フルシティロースト」がベスト。エスプレッソにも使える、深く焙煎した豆になるのです。アイスコーヒー用に焙煎されたものが販売されているので専用の豆を使いたいところです。

●粉は多め、お湯は少なめ

ホットコーヒーよりも濃く抽出するため、コーヒーの量はやや多め、お湯は少なめにして淹れることがポイントです。それは、コーヒーの熱で氷が溶けた時に薄まるからである。

●用意するもの

大きめのグラスを準備しよう。

もちろんマグカップでもアイスコーヒーは飲めますが、見た目の清涼感やコーヒーの透明感を味わえるからである。

器を選ぶことは、美味しさを引き立てる上で重要なことである。

最後に

コーヒー一杯分、たった10g程度の豆とお湯を使って淹れるコーヒーですが、豆に均質に湯が行き渡るよう、じっくり時間をかけて丁寧に抽出すると美味しいコーヒーが淹れられるので、丁寧に淹れてみましょう。

また、コーヒーを淹れる時に立ち込めるアロマも楽しみたいところです。

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