コーヒーは、ほっと一息つきたい時や、アウトドアのお供としても欠かせないと思います。同じ豆でも、淹れ方でまったく味わいが変わるのがコーヒーです。今回は、アウトドアやベランピングで使える淹れ方と、コーヒーを美味しく淹れられる道具を3つ紹介したいと思います。
コーヒーは淹れ方で味は変わります
インスタントの粉をお湯で溶いてもコーヒーは味わえますが、豆を挽き、お湯を沸かし、コーヒーを淹れると、なんだかスペシャルな気分になるから不思議ですね。
お店では、豆の種類がたくさんあってどれを選ぶか迷ってしまいますが、同じ豆でも淹れ方によって味わいが異なります。
ドリップ式
ドリップコーヒーは、最もオーソドックスなコーヒーの淹れ方です。
ドリップの方法
ドリップの方法は簡単です。
- ドリッパーにフィルターをセットする
- 中挽きの豆を入れ蒸らす様に粉全体にお湯を注ぐ
- 20秒待ってガスが抜けたらお湯をたっぷり注ぐ
簡単にコーヒーを摘出できる方法なので、初心者に最適です。
お湯は上から下へ豆を通ってフィルターでろ過され、コーヒーに変わってゆきます。これによって、豆の微妙な香りや色、味わいが抽出できるのです。
紙製と布製のフィルター
フィルターには紙製のものと布製のものがあり、布製のものはネルと呼ばれ、ネルを使ってドリップする方法をネルドリップと言います。
紙フィルターの場合、紙の匂いや漂白剤の匂いがコーヒーに移ると言われますが、気になる方は、無漂白のフィルターを使うようするといいでしょう。
ドリップで入れたコーヒーは、豆に含まれる脂分が取られ、雑味が少なくすっきりとした味わいになります。
また、使う水も軟水と硬水で味が変わります。
軟水で入れると、まろやかで、苦味より酸味が際立ちます。
硬水では酸味が押さえられ苦味が立ってきますので、酸味が苦手な方は硬水で入れたコーヒーのほうが合うかもしれません。
フレンチプレス
喫茶店で紅茶を注文すると出てくる道具と言った方がなじみがあるのかもしれませんが、それがフレンチプレス(ティープレス)という道具です。フランスでコーヒーを入れるために作られたコーヒー プレスがフレンチプレスの原型と言われています。
フレンチプレスの方法
- 中煎り~深煎りを中挽きにしてポットに入れる
- お湯を1/3程注いで攪拌し、お湯と馴染ませる
- 20秒程して粉が膨らんだらお湯を一気に注ぐ
- コーヒー豆を踊らせるように1分程かけてフィルターを押し下げる
- カップに注ぎいれて完成
コーヒー豆がお湯の中で踊ることで、豆の味わいをしっかり摘出することができます。
フィルターは金属製の網が多く、細かな粉や脂分まで摘出できます。
豆の旨味すべてを味わい尽くせる淹れ方です。
パーコレーター
焚き火にポットを放り込んでおけばコーヒーが摘出できるのがパーコレーターなのですが、ベランピングでは焚き火は出来ないので、カセットコンロなどを使用しましょう。本当に手軽にコーヒーを入れることができるためでキャンプで人気です。
パーコレーターを使ってコーヒーを入れる方法
- ポットに水を入れ、カップに極粗挽きの豆を入れる
- 蓋をして火にかける
使い方は、たったこれだけ!
パーコレーター内部のパイプをお湯が通り滴下してコーヒーを摘出→摘出したコーヒーがまた沸騰してパイプを通り滴下→コーヒーを摘出、という無限ループでコーヒーの濃度を高めていく方法です。
香ばしく苦味の強いコーヒーを入れることができるのですが、気をつけていないと香りが飛んでしまい、雑味の多い、ただの苦いコーヒーになってしまうため、使う際には注意が必要です。
最後に
今回は、ベランピングで美味しいコーヒーが楽しめる、本格的なコーヒーの入れ方と道具をご紹介しました。
朝起きた時の一杯、食後や仕事の一区切りでの一杯、運動後の一杯など、何かあるごとにホッと一息ついて気持ちを切り替えることができる、魔法の飲み物がコーヒーなのです。なので、様々な入れ方を試して好みの味探してみてはいかがでしょうか?
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