フレンチプレスのように分解掃除が面倒ではなく、ハンドドリップのようにお湯を注ぐ技術がいらず、簡単に美味しいコーヒーが淹れられるクレバーは、忙しい日常にこそ活用したいコーヒー抽出器です。
簡単でおいしいコーヒーを淹れたい
簡単に美味しいコーヒーを淹れたい! そんなときにはフレンチプレスとドリッパーを掛け合わせたような、このクレバーが便利です。
ペーパーフィルターとコーヒー粉をセットし、お湯を注いで撹拌。約4分間待ってカップまたはサーバーの上にクレバーを置くと、「弁」が開いて抽出されたコーヒーが注がれます。
ドリップの透過法と、フレンチプレスの浸漬式のいいとこ取りみたいな感じなんです。
はじめにペーパーフィルターをセットして、コーヒー粉を入れ、お湯を注ぎます。
一般のドリッパーと違って、そのままお湯が落ちずにコーヒー粉がお湯に溜まっている状態がキープされるのです。
そして、スプーンで撹拌しつつ4分間ほど漬けておき、その後、コーヒーカップまたはサーバーの上にクレバーを乗せると弁が開いてコーヒーが落ちるという仕組みなのです。
ドリッパーと同じような見た目ですが、弁のある/なしで異なっているのです。
一般的なドリッパーは穴が空いているので、濾過したコーヒーはすぐにカップに落ちます。
一方でクレバーは弁で栓をしてしまうので、コーヒー粉がお湯に浸かり、お茶と同じで、お湯のなかでコーヒーがゆっくりと抽出されていくのです。
コーヒー粉がお湯のなかに完全に浸かった状態だと、抽出速度は遅くなります。
少しずつ旨味を出すから、美味しく淹れられるんですね。
ただ雑味も一緒に出やすくなるのがデメリットですが、それでも十分美味しいと思います。
抽出もお手入れも手間要らず
クレバーは、とことんコーヒーの味を追求する場合には向いていないと思います。
しかし、ある程度のクオリティで、簡単にコーヒーを淹れたい場合にはおすすめです。
ハンドドリップみたいに気を使ってお湯を落とす必要がなく、抽出中は放置してかまわないので、手間が要らないんです。
コーヒーとお湯をセットして、あとは4分間待っていればよく、時間がきたらカップのうえにクレバーを乗せて完了。
ある程度のクオリティのコーヒーを、誰でも簡単に淹れられるのがクレバーのいいところです。
お湯の温度もクレバーだとこだわらなくてもいいんです。
一度、沸騰したら少し間を置きつつ、すぐにクレバーに注いでOKです。
4分間お湯を溜めておくので、温度は徐々に下がってきます。
お湯の温度を気にしなければいけないのは、透過式の場合なのです。
濾過される瞬間の温度が透過式の場合は大切になってくるからです。
お手入れも、通常の洗浄方法で問題ありません。
もしもお湯が弁から漏れる場合は、シリコンボールを交換すればOKです。
最後に
こんなに簡単だと、ひとつ手に入れたくなりませんか?
おいしさも十分なので、ぜひ手に入れて手軽にコーヒータイムを楽しみましょう。
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