自宅にコーヒーメーカーがあれば、いつでもおいしいコーヒーを楽しめますよね。コーヒーメーカーは、淹れ方や作れるコーヒーにより、いくつかの種類に分けることができます。それぞれの特徴や違いを知り、好みのコーヒーメーカーを手にいれてみてはいかがでしょうか?
コーヒーメーカーの特徴
自宅で手軽においしいコーヒーを作れるコーヒーメーカーには、次のような特徴がありますのでひとつづつ見ていきましょう。
誰でも簡単においしいコーヒーが作れる
コーヒーメーカーの最大の特徴は、特別な知識や技術がなくても、誰でもおいしいコーヒーを簡単に作れるという点ではないでしょうか。
コーヒーメーカーはコーヒーの粉と水さえ用意すれば、自動的にコーヒーを抽出してくれます。なんといっても、安定した味のコーヒーを手軽に作れることが最大の魅力です。
1杯あたりのコストが安くなる
自動販売機の缶コーヒーは120円くらいからですね。
カフェやコーヒーチェーン店でのコーヒー1杯の価格はさらに高くなります。
そこで、一般的なコーヒーメーカーで1杯あたりにかかるコストは約30円、牛乳を入れたとしても10円ほどの追加料金とした場合、自宅のコーヒーメーカーで作ったコーヒーは、外で飲むコーヒーより1杯あたりのコストが40円くらいからになるので、大変安くなり、大変コスパが良くなるのです。
また、コーヒーメーカーでなら淹れたてのコーヒーを飲めるので、市販のコーヒーよりフレッシュなおいしさが楽しめるのがうれしいですよね。
多めにコーヒーを作れる
コーヒーメーカーを使えば、多くの量のコーヒーを一度にドリップすることが可能です。
来客が多いときでも、一度に全員分のコーヒーを淹れることもできてしまいます。
淹れたコーヒーの量が多すぎてしまっても、保温機能が付いたコーヒーメーカーなら、温かい状態をキープし、後で飲めるのもコーヒーメーカーのメリットになります。
コーヒーメーカーの種類
自宅で本格的なコーヒーを作れるコーヒーメーカーには、種類がたくさんあります。
飲みたいコーヒーや淹れ方などにより、コーヒーメーカーの種類は大きく分けて、3種類に分けることができます。
粉と水を使った定番スタイル ドリップ式
ドリップ式はコーヒー豆を挽いた粉と水をセットすると、自動的にコーヒーを抽出する、コーヒーメーカーの定番のタイプです。
定番かつシンプルなつくりなので安価な製品も多いので、手軽にドリップコーヒーを淹れるのにとても便利です。
挽きたての豆をすぐドリップできる、コーヒー豆を挽くためのミルが搭載されたコーヒーメーカーもあります。
カプセルからコーヒーを抽出 カプセル式
近年メジャーになりつつあるカプセル式は、コーヒー粉を充填したカプセルと水をセットして抽出するタイプのコーヒーメーカーです。
機械に対応したカプセルを用意する必要があるため、使用できるコーヒー豆の種類が限定されてしまうことや、カプセル1個あたりのコストが高くなってしまうというデメリットがあります。
しかし、カプセル式は業務用に匹敵する高圧力抽出が可能なので、エスプレッソのような本格的なコーヒーを家庭で簡単に作ることができ、機種によってはラテや紅茶などコーヒー以外のドリンクも楽しめるのがメリットです。
高圧力による抽出 エスプレッソマシン
深煎りしたコーヒー豆に圧力をかけて抽出するエスプレッソも、エスプレッソマシンを使えば簡単に自宅で作ることができます。
ドリップコーヒーとはまた違う、奥深い味わいが楽しめるのです。
エスプレッソマシンにはドリップ機能も搭載している製品もあるので、エスプレッソとドリップコーヒーどちらも飲みたい人にはおすすめの機種になります。
また、泡立てたミルクをエスプレッソに加えたカプチーノを飲みたい場合は、ミルクの泡立て機能がある機種がおすすめです。
コーヒーメーカーのメーカー比較
コーヒーメーカーは、多くのメーカーが製造・販売しています。
それぞれのメーカーの機能や特徴にもさまざまあります。
メーカーによってどのような違いがあるのか、各メーカーの特徴ごとに3種類に分けて紹介したいと思います。
コーヒー器具専門メーカーは本格志向
日本のハリオやドイツのメリタといったコーヒー器具専門メーカーで製造されているコーヒーメーカーは、ドリッパーにこだわった本格志向のものが多いようです。
これらのメーカーではプロも使用するドリッパーを製造していることからも、コーヒーの味はもちろん、抽出時間や温度にもこだわりがあるのです。
このことから、カフェなどでプロが淹れるコーヒーの味を再現したいのであれば、コーヒー器具専門メーカーのコーヒーメーカーを選ぶとよりプロの味に近づけることができるのではないでしょうか。
家電系メーカーは総合的な機能が充実
国内の大手家電メーカーでも、さまざまなコーヒーメーカーを製造しています。
家電メーカーの多くはドリップ式のコーヒーメーカーを出しています。
安価なマシンも多く、手軽にドリップコーヒーを楽しめるのではないでしょうか。
保温力に優れたサーバーや全自動式など、機能が充実しているのが、家電メーカーのコーヒーメーカーの特徴です。
価格帯を上げると、カプセルに対応した機種やフォームドミルクを作れる機能を搭載した機種なども選ぶことができるのです。
作れるコーヒーの量も、カップ4杯分から10杯分まで、用途によって選択肢が多いのも家電メーカーのメリットではないでしょうか。
海外メーカーでは濃厚な味わいが特徴
海外メーカーのコーヒーマシンは、エスプレッソのような濃厚なコーヒーを作れるタイプが多いように思います。
エスプレッソの本場・イタリアの家電メーカーデロンギでは、全自動式などエスプレッソマシンのラインナップが豊富なのが特徴的です。
また、カプセル式マシンの代表とも言えるのがネスレのネスプレッソやネスカフェです。
職場や自宅向けのマシンが多く、レンタルも行っているため、手軽にエスプレッソやカプチーノを楽しめるのが人気の一つなのではないでしょうか。
コーヒーメーカーの選び方のポイント
コーヒーメーカーと一口に言っても作れるコーヒーの種類や機能が異なってくるのです。
しかし、4つのポイントを押さえておくと、自分にぴったりなコーヒーメーカーを選べるのではないでしょうか。
飲みたいコーヒーの種類から検討する
コーヒーメーカーで作れるコーヒーは、大きく分けるとドリップコーヒーとエスプレッソの2種類に分けられます。
どちらのコーヒーを飲みたいかで、コーヒーメーカーの種類も絞られのではないでしょうか。
ドリップコーヒーとエスプレッソどちらも飲みたいなら両方を作れるマシンを選びましょう。
ミルクを入れて楽しみたいならコーヒーに加えるフォームドミルクを作れる機能を搭載しているマシンなども選択肢として考えてみてはいかがでしょうか。
利用シーンに応じて容量などを選ぶ
来客が多い、または大家族で人数分のコーヒーを一度に淹れたい方、2人暮らしなので飲む分だけのコーヒーを淹れるだけで十分な方、というように、用途は人それぞれで、淹れたいコーヒーの量も異なってきます。
一般的なコーヒーメーカーは5杯分程度の容量になってきます。
多くの量を淹れることが多い場合は、10杯分程度を一度に淹れられる大容量タイプのコーヒーメーカーなどを検討してみてはどうでしょうか。
コーヒーフィルターのタイプから選ぶ
ドリップ式のコーヒーメーカーでは、ドリッパーにセットするコーヒーフィルターが必要です。
このコーヒーフィルターは紙製のペーパーフィルターが一般的ですが、消耗品であるため何度もコーヒーを淹れる場合はコストが上がります。
しかし、ペーパーフィルターに対し、洗って何度も使用できる金属製のメッシュフィルターもあるのです。
紙製のコーヒーフィルターのコストが気になるのであれば、金属のメッシュフィルターのコーヒーメーカーを選ぶとコスト削減になるので一考してみるのもいいかもしれませんね。
豆から挽くミル付きなど機能面から選ぶ
コーヒー豆は挽いた状態で販売されていますが、挽きたての豆で淹れたコーヒーは香りや味わいが格段に違います。
ドリップ式、エスプレッソ式ともに、豆を挽けるミル付きの機種が販売されています。
コーヒーの味や挽きたてにこだわるのなら、ミル機能搭載のコーヒーメーカーを選んでみるのが良いでしょう。
その他、アイスコーヒーを作れたりタイマー予約機能がついていたりするなど、コーヒーメーカーは機種によって多彩な機能が搭載されているものが多く存在します。
これらの機能でコーヒーメーカーを選んでもよいのではないでしょうか。
おすすめのドリップ式コーヒーメーカー
コーヒーメーカーには複数の方式があり、それぞれ多彩な機種が販売されています。
ドリップ式のおすすめコーヒーマシンを3種類紹介します。
メリタ オルフィ 2-5杯 浄水フィルター付
ドイツのコーヒー器具専門メーカーであるメリタのコーヒーメーカーは、99%のカルキ除去ができる専用の浄水フィルターを搭載し、おいしい水でコーヒーを淹れることができます。
独自の溝と角度、1つ穴を採用したドリッパーが、コーヒーに最適なドリップを実現しています。
さらに、ポットをはずしてもしずくが落ちない『しずく漏れ防止機能』を搭載しているのは、専門メーカーならではといえます。
抽出したコーヒーを受けるポットは保温性の高いステンレス製真空2重構造で、コーヒーの温度を長く保てるだけではなく、氷を入れてアイスコーヒーも楽しめるのでおすすめです。
象印 コーヒーメーカー 4杯用 EC-TC40AM-TA
家庭で使うのにぴったりな4杯用のこちらのコーヒーメーカーは、リーズナブルながら機能的なモデルです。
ミルが付いているので、挽きたてのコーヒーを手軽に味わえるのがポイントです。
ミル単体だけ使用もできるので、ハンドドリップでコーヒーを淹れたいときにも役立ちます。
水タンクやミルは取り外し可能で洗いやすいので、いつでも清潔に使えるのがメリットです。
パナソニック 沸騰浄水コーヒーメーカー 全自動タイプ
こちらのコーヒーメーカーは、コーヒー豆をセットするだけで、あとはドリップまですべておまかせの全自動タイプです。
忙しい朝でも、コーヒー豆を入れるだけでおいしいコーヒーが楽しめるのです。
メッシュフィルターを交換することにより、粗挽きと中細挽きの2種類の豆の挽き方を選択でき、さらにマイルド、リッチの2種類の淹れ分けも可能なので、コーヒーの楽しみ方をより幅広くしてくれるコーヒーメーカーです。
挽き終わったら自動的にミルを洗浄するミル自動洗浄機能の他、カルキを除去する活性炭フィルターや保温機能など、多彩な機能が付いているので悩みどころです。
おすすめのカプセル式コーヒーメーカー
コーヒー豆を挽く手間が必要なく、コーヒー粉が入ったカプセルをセットするだけでコーヒーを作れるカプセル式コーヒーメーカーをご紹介します。
単純にエスプレッソを楽しめるもの以外にも、多彩なドリンクを飲みたい人にもおすすめのマシンもあります。
ネスカフェ ドルチェグスト ジェニオ2
コーヒー以外のドリンクも楽しみたい人におすすめなのが、ネスカフェの『ドルチェグスト』です。
1杯あたりのコストも比較的安く、コーヒー、ミルク入りのカプチーノや宇治抹茶ラテなども、カプセル1つで簡単に作れるのが魅力ですね。
本体はスタイリッシュかつ小型なので、場所を取らずに手軽に本格コーヒーを作れるのがうれしいポイントです。
ネスプレッソ コーヒーメーカー イニッシア
ネスプレッソも、専用カプセルで淹れるタイプのマシンです。
最大19気圧の高圧力コーヒー抽出ポンプ搭載で、カプセルタイプながらコーヒー本来の味を引き出してくれるコーヒーメーカーです。
電源を入れれば、30秒ですぐにエスプレッソを楽しめるのもネスプレッソの特徴で、約40mlのエスプレッソカップまたは約110mlのルンゴカップいずれかの抽出量を設定できます。
おすすめのエスプレッソマシン
デロンギ 全自動コーヒーマシン マグニフィカ
ビアレッティ同様、イタリアの家電メーカーとして知られる『デロンギ』のエスプレッソマシンは、業務用としても広く愛用されています。
こちらは、デロンギのエントリーモデルのコーヒーメーカーなのです。
ボタン1つ押すだけで、1杯ずつ豆を挽きドリップまで全自動で行ってくれます。
また、つまみを回せば、好みの濃さや抽出量に細かく調整もできてしまいます。
エスプレッソ以外に、レギュラーコーヒーも楽しめます。
簡単にフォームミルクが作れるミルクフロスター搭載で、自宅にいながらにしてカフェラテやカプチーノなどカフェのような本格メニューも手軽に作れるのがうれしいですね。
最後に
カフェで飲むような本格的なコーヒーも、コーヒーメーカーがあれば自宅でいつでも味わえるのです。
コーヒー豆を挽くところから始めたいとか、カプセルで手軽においしいコーヒーを飲みたいなど、コーヒーメーカーでできることは方式やタイプにより異なるので楽しみながらチョイスしてみるのも面白いと思います。
コーヒーマシンをいくつかご紹介しました。
自分に最適なコーヒーメーカーを探してみてはいかがでしょうか。
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