コーヒースプーンの選び方

コーヒー

コーヒースプーンにも、多種多様な形や素材があるのはご存知ですか?素材の特徴や形、選ぶときのチェックポイントを覚えておけば、シーンに合わせて最適なスプーンが見つかるのではでしょうか。

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コーヒースプーンの種類

コーヒースプーンには大きく分けて2種類あります。

それぞれのスプーンの役割と特徴をチェックしましょう。

コーヒーを飲む際に用いるスプーン

コーヒーを飲む際に用いるスプーンは、ティースプーンと呼ばれる全長約13〜14cm程度のものよりも、小さく作られているのが特徴です。

コーヒーカップのサイズに合わせて、ミルクや砂糖を混ぜるときに使いやすいように設計されているのです。

ティースプーンとの違いは大きさだけで、用途はほとんど変わりませんが、ソーサーに収まりやすく、清潔感や高級感を演出できるのも小ぶりなコーヒースプーンの特徴になります。

計量に必要なスプーン

もう一つのコーヒースプーンは、計量のために目盛りなどがついた計量用のスプーンです。

コーヒー豆やコーヒー粉を目盛りで細かく計れるタイプと、スコップのような形状で、すりきり1杯の量を計れるものがあります。

ひと口にコーヒースプーンと言っても、計量に特化したスプーン通常使いのスプーンというように用途が全く違います。

コーヒースプーンを選ぶときには、目的に合ったコーヒースプーンを選ぶのが大切と言えるでしょう。

飲む時に用いるコーヒースプーンの選び方

飲む時に用いるコーヒースプーンには、さまざまな材質が使われており特徴や価格が変わってきます。

それぞれの特徴を把握していれば、自分に合ったコーヒースプーンが選べるのではないでしょうか。

おしゃれなシルバー製

シンプルなデザインで高級感のあるシルバー製のコーヒースプーンは高級カトラリーの代表格と言えます。

シルバー製はほどよく柔らかいので、装飾が施しやすく繊細なデザインが多いです。

また、銀イオンには抗菌作用があるため、衛生面でもメリットがあります。

やや高価ですが、お手入れをすれば長く使えるスプーンです。

お茶が好きな人にギフトとして贈ることもできるシルバー製は、高級感のほか実用性もあり多くの方が好んで使用しています。

スタンダードな洋白銀

最も一般的な銅・亜鉛・ニッケルの合金に銀メッキを施したタイプが洋白銀器です。

光沢や色が銀にとても似ていることから、洋銀・ニッケルシルバーなどと呼ばれています。

柔らかく加工性に優れている特徴から、細かいデザインに対応できるためおしゃれなデザインのものが多くあるのも特徴になります。

ホテルやレストランで多く見かけるタイプで、手触りが良く、純銀製と区別がつかないほど似ているため高級感を感じられるはずです。

素材の特徴によってデザインしやすいことから見た目が良く、使いやすさも確保しながら安価で購入できるのもうれしいポイントです。

できる限りコスパを抑えて高級感を演出したいときなどに、そろえておくと良いのではないでしょうか。

木製や陶器製

少し変わったコーヒースプーンになりますが、ホーロー製や陶器製のスプーンがあります。

匂いが付きにくく、銀や洋白銀とは違ったカジュアルな雰囲気を持っているのが特徴です。

ただし、銀や洋白銀よりも耐久性が低いので注意しましょう。

木製のコーヒースプーンは、手に持ったときに冷たく感じず、木製ならではの温かみを感じられます。

寒い時期には重宝するのではないでしょうか。

また、木製のものは同じ製品でも色や模様に違いがあるので、スプーンそれぞれの色合いや模様を楽しめるのもメリットなのではないでしょうか。

コーヒースプーンのマナ―

コーヒースプーンを使うときに知っておきたい、『スプーンの基本マナー』を紹介します。

厳密に決められたものではありませんが、テーブルマナーとして覚えておきましょう。

スプーンの位置や置き方と向き

スプーンは、ソーサーの上に、飲む人がスプーンの柄を右手で取れるようにセットします。

日本ではスプーンをカップの手前に、欧米ではカップの奥にスプーンをセットするのがマナーです。

カップの持ち手が左側にくるときには、右サイドにセットされている場合もまれにあります。

セットされているスプーンを使わないときや、または使った後は『カップの後側』に置きます。

コーヒーを味わう邪魔をしない位置に置くようにするのがマナーと言えるでしょう。

絶対的なルールではありません。

マナーを守った立ち振る舞いは大人としての常識となるので、覚えておくと良いでしょう。

入れっぱなしにしない

注意しておきたいのですが、使ったスプーンをそのままコーヒーカップに入れっぱなしにしないことです。

入れっぱなしにしてしまうと飲むときに邪魔になるほか、スプーンとカップによってカチャカチャと音がします。

コーヒーでおもてなしを受けるときの喫茶マナーとしては、他にも以下のものがあります。

  • スプーンでカップの縁は叩かないこと
  • スプーンでコーヒーをすすらないこと
  • スプーンをカチャカチャさせないこと

カップは必ずソーサーに戻し、音を立てて飲まないのもマナーです。

喫茶マナーもしっかりと覚えて振る舞えば、大人の男性として磨きがかかると思いませんか?。

計量スプーンの選び方

計量スプーンタイプのコーヒースプーンを選ぶときにチェックしておきたいポイントを3つ紹介しましょう。

使い勝手も変わってくるので、目的に合わせて選べるようにチェックしてみてください。

スプーン型とスコップ型

計量スプーンタイプのコーヒースプーンには、スプーン型とスコップ型があります。

スプーン型は、計量スプーンのような形をしており、持ち手の先についているスプーン部分で計量します。

すりきり1杯が規定のグラム数で決められているタイプや、スプーンの内側についた目盛りで計量できるタイプなどがあるので、使いやすさで選ぶのがよいと思います。

スコップ型は、その名の通りスコップのような形で、すりきり一杯で手軽にスコップに決められた規定量のグラム数を計れます。

スコップ部分が若干長め、または横広など種類があるのです。

自分にピッタリ合うタイプが選べたら、次は細かく素材までチェックして選びましょう。

素材で選ぼう

使われている素材によってもティースプーン型と同様に違いがあります。

以下は、代表的な素材と特徴です。

  • ステンレス製・・・サビに強く、使いやすさがある。お手入れも簡単で、食器洗い機にも対応できる。
  • 木製・・・温かみがあり、寒い時期でも冷たくなく便利。水洗いがしにくく、乾きにくいため数本用意しておくのがおすすめ。
  • 陶器製・・・色や柄が豊富でおしゃれなものが多い。衝撃で割れの心配があるが、お手入れは比較的しやすい。

他にも銅や銀を使ったスプーンもあります。

お手入れのしやすさや、使い勝手を考え『もっとも使いやすい素材のもの』を選ぶのが良いと思います。

計れる量を必ず確認

種類や素材にこだわるのも良いですが、もっとも大切なのは実用性です。

スプーンで計れる量を必ず確認して把握しておくのが良いでしょう。

コーヒーの粉であれば、1杯分が約10gです。

コーヒーは煎り方によってもグラムが変わりやすいので注意が必要です。

おすすめのコーヒースプーン

最後に、使い勝手が良くデザイン性の高いおすすめのコーヒースプーンを、飲むときのコーヒースプーン二つ、計るときのコーヒースプーン二つを紹介します。

ワダコーポレーション コーヒースプーン

ワダコーポレーションが販売しているコーヒースプーンは、ステンレスで作られています。独自のエコクリーン加工を施し、水だけで汚れが落ちるため環境に優しくお手入れが簡単なのが特徴的です。

サイズは121mmで、使い勝手の良い大きさで使いやすさからも定評があります。

貝印 コーヒー スプーン

貝印のコーヒースプーンは、ステンレススチールで作られたとても軽いタイプのスプーンです。5本セットで、コスパも良く買い揃えるにはちょうど良い価格と本数でまとまっています。丈夫で長持ちする素材を使っているため、長く愛用していけるでしょう。

1本の長さは130mmで小ぶりなため、ソーサーサイズからはみ出ないで綺麗に演出できる点も優秀です。

カリタ コーヒーメジャー

カリタが販売しているコーヒーメジャーは、1杯で10gを計量できる小型で便利なスプーンです。素材は銅で作られており、使い込めば使い込むほど味がでてきます。すくいやすく・投入しやすいよう形状に工夫が凝らされ、コーヒー豆から粉まで1杯分の計量が簡単にできるのも利点です。

日本製の銅メジャースプーンで、海外からも多くの人が注目している製品です。

カリタ コーヒーメジャー スコップ

カリタが取り扱うコーヒーメジャーのスコップタイプです。鉄製で、手の中に軽く収まるミニサイズで作られ使い勝手よいです。1杯で約10gの計量が可能で、持ち手は短めで持ちやすく、キャニスターに収納が可能なサイズという点もポイントです。

最後に

コーヒースプーンは美味しく淹れるためにぜひ活用したいアイテムの一つです。

スプーンのマナーや喫茶作法も一緒に覚えておけば、大人の魅力が引き立ちます。

専用のコーヒースプーンを用意して、自宅でも本格的なカフェタイムを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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