コーヒーはコーヒーケトルで淹れるのがおすすめ

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コーヒーケトルとは一体どのようなものなのでしょうか。また、コーヒーケトルの種類は豊富なので初めて購入する場合には、どのように選べばいいのか迷うのではないでしょうか。今回は、コーヒーケトルのメリットや選び方など、おすすめの商品までご紹介したいと思います。

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コーヒーケトルの基礎知識

まずは、コーヒーケトルの基礎知識からチェックします。

使い方と持ち方についても紹介したいと思います。

コーヒーケトルとは?

コーヒーケトルとは、『コーヒー専用のケトル(やかん)』のことです。『ドリップポット』とも呼ばれる、コーヒーをドリップするために使うやかんのため、お湯を沸かすのには向いていませんのでご注意を。

お湯を沸かした場合、取っ手が熱くなって素手では持てなかったり、金属部分に熱がたまりドリップのときに泡がでて綺麗にお湯が出なかったりなど、不具合が起きてしまいますので、注意しましょう。

使い方と持ち方

コーヒーケトルは、他のやかんでお湯を沸かしてからお湯を移して使いましょう。

面倒な手順が増えますが、直接沸かしたお湯を注ぐよりも適度にお湯の温度が下がり、ドリップにちょうどいい温度になるのがメリットです。

コーヒーケトルの持ち方は、お湯が出るか出ないかのバランスの取れたところに人差し指をおき、あとの3本の指を添えるように持ちます。

あとは親指を前の方に乗せるだけです。

この状態で持てば、人差し指に重さがかかっているため親指と小指で握ればお湯が出てくれます。

簡単にできる持ち方で、慣れてしまえば注ぎやすく、手が疲れにくいので習得しましょう。

コーヒーケトルのメリット

コーヒーケトルはドリップするときに必ず必要なものなのでしょうか?

コーヒーケトルを用意しておくメリットについて紹介したいと思います。

繊細にお湯が注げる

ドリップコーヒーを美味しく入れるためには『お湯を注ぐスピード、お湯の量、お湯を注ぐ場所』という三つのポイントが重要です。

コーヒーの成分を十分に抽出して、美味しいコーヒーを入れるために、この3つのポイントを押さえてお湯を注ぐことができるのがコーヒーケトルのメリットですね。

コーヒーケトルは注ぎ口が細く作られているので、お湯を注ぎたい場所へピンポイントに、入れたいだけの量を注ぐことができます。

注ぎ口にも工夫が凝らされており、細口や鶴口など形状はさまざまあります。

自分が使いやすい注ぎ口のものを選ぶようにしましょう。

温度計付きが便利

コーヒーケトルは、必ずしもコーヒーだけをドリップするために作られているものではありません。

温度計付きであれば、日本茶や中国茶に最適な温度で注げるので、多くの飲み物に対応できますのでぜひ他のお茶などにも使ってみることをお勧めします。

玄米茶やほうじ茶、紅茶であれば100℃、玉露の日本茶であれば55℃というように、最適な温度があります。

ケトル内の温度がわかれば、ちょうどよい温度で淹れられるため、より美味しく入れるためにも温度計付きを選ぶのがおすすめです。

コーヒーケトルの選び方

自分が最も使いやすいコーヒーケトルを選ぶためにも最低限チェックしておきたいポイントを4つ紹介したいと思います。

使い勝手のよいケトルを見つける参考にしてみてください。

飲む量に合わせた容量

コーヒーケトルは、大きなものがあれば飲む量が少なくても使えるというものではありません。

『普段淹れるコーヒーの量に合った容量のもの』を選ぶのがよいのではないかと思います。

1日に飲む量が1〜2杯程度であれば700ml以下、3〜4杯程度であれば1Lが目安の容量です。

必要以上に大きなポットは、湯量を上手くコントロールできなくなってしまうので、美味しく淹れるには不便になってしまいますので注意が必要です。

また、選ぶときには、ポット自体の重量にも注意が必要です。

重すぎてしまうと扱いきれなくなってしまいますので、上手く注げず失敗してしまいます。

ネックの細さで選ぶ

コーヒーケトルの本体から注ぎ口までのネックと呼ばれる部分は、細いものや太いもの、太さが部分的に変えられているものなどさまざまあります。

中でも、ネックの形状で最も初心者におすすめなのは『太さが一定のもの』と言われています。

太さが一定のものは、一定の細さでゆっくりとお湯が注げるためムラなく安定した味のコーヒーを淹れられるのがメリットといわれているのです。

お湯の残量を目視したい、コーヒーケトルの傾け具合をわかりやすくしたいという人は『先端が注射針のように鋭角になった細口タイプ』を選ぶと使いやすさがあります。

使いやすさや、どのようにドリップしたいのかで、ネックや注ぎ口を選んでみてくださいね。

持ちやすい取っ手で選ぶ

コーヒーケトルの取っ手は、注ぐ量の調節のためにも『手に馴染むもの』を選びましょう。

お湯を注いでいるときは、取っ手を握った手の感覚で注ぐ量などの調節をするからです。

取っ手の形状が持ちにくいと、余計な力が入り疲れてしまい、思い通りの場所にお湯が注げないなど不便を感じてしまうためです。

木製・樹脂製・金属製などの素材から持ちやすいように工夫されたものまで、多種多様の取っ手がありますので、1番持ちやすくコントロールしやすいものを選ぶと長く愛用できますので最初が肝心だと思います。

IHや直火が可能なものを選ぶ

コーヒーケトルに使われている素材は、ステンレス・銅・ホーローの3種類が主流です。

ケトルを火にかけるケースは少なく、別でお湯を沸かしてケトルに入れて注ぐのが一般的な方法と言えます。

しかし、技術の発展とともに直接火にかけられるタイプも多く販売され、利便性が向上しています。

使い勝手のよさから選ぶならIHや直火対応のタイプを選びましょう。

お湯が沸く時間を短縮したい人は、熱効率のよいステンレス製やアルミニウム製のものが良いのではないでしょうか。

ホーローは、熱効率は悪いものの保温力が高いという特徴があります。

銅では、熱伝導率がよいのですが、お手入れが大変という特徴を持っています。

使われている素材によってデザインも異なるため、見た目で選ぶのも一つと言えるのではないでしょうか。

コーヒーケトルを使った美味しい淹れ方を紹介

コーヒーケトルを使って美味しいコーヒーを淹れるためにも知っておきたいポイントを三つ紹介します。

参考にしてより美味しいコーヒーを楽しみましょう。

粉の量とお湯の温度

コーヒーを淹れるときに目安とする粉の量は『1人前で約15g程度』です。

何人分かを一緒に淹れるときには、人数分よりも若干少なめに粉の量を調節するとよいでしょう。

粉の量の調節が苦手な人は、粗めに挽いたものであれば減らす必要がないので粗挽きを購入してはどうでしょうか。

コーヒー豆によっても適切な温度は変わりますが、一般的には約90℃程度が適切と言われています。

一度沸騰させたお湯を冷まして適温にしてから使いましょう。

カップ1杯が約150ccなので、お湯の量は150ccを基準に人数分よりも少し多めに用意しておくと余裕を持って淹れられるでしょう。

お湯の注ぎ方がポイント

フィルターをセットし、コーヒーの粉を用意したらお湯を注いでいきますが、『お湯の注ぎ方』によっても美味しさが変わってきます。

以下は、最初に覚えたい基本的な注ぎ方の手順です。

  1. 粉の中心からお湯を注ぎはじめ、ゆっくりと『の』の字を描くように回し入れる
  2. カップに数滴落ちる程度の湯量を注いだら、1度注ぐのをやめて蒸らす
  3. 粉が空気を含んで持ち上がるのを待ち、膨張が止まったらひと呼吸入れて2回目を注ぐ
  4. ゆっくりと『の』の字を描くように入れ、中心から2/3までの範囲でお湯を保つ
  5. 全て落としきらず、フィルターに少し残っているタイミングでドリッパーを外して完成

雑味が入らないようにタイミングや注ぐ量やスピードを調節する技術は、何度も繰り返し行ううちに身に付いてきますので数をこなしましょう。

まずは、安定してお湯を注げるようになるまで上記の手順を繰り返すようにしましょう。

慣れている人であれば、1回目と2回目で注ぐタイミングをより細かく考え、いかにスッキリと雑味のないコーヒーを淹れられるかにこだわって淹れてみましょう。

ドリッパーを外すタイミング

手順の部分で軽く触れましたが、『ドリッパーを外すタイミング』によってもコーヒーの味が変わります。

注いだお湯が全て落ちきるまで待ってしまうと、雑味が入ってしまい美味しいコーヒーが淹れられないのです。

少しもったいないと感じるかもしれませんが、ややお湯が残っている状態で取り外してしまいましょう。

酸味や雑味のないコーヒーが淹れられれば、いつもと違って、香り立つコーヒーが楽しめます。

コーヒーケトルの人気のメーカー

カリタ

カリタ式と呼ばれる3穴ドリッパーを生産し、綺麗な後味のコーヒーを楽しめる製品を生み出しているメーカーがカリタです。

抽出のスピードが遅いと苦味が出てしまうことに着目し、均等にお湯が落ちることで苦味が消えるような後味を楽しめる工夫が凝らされています。

コーヒーケトルでも、その特徴を十分に活かして、注ぎやすさや苦味がでないよう注ぐときのお湯の出方に工夫が凝らされているものが多いのが特徴です。

コーヒー機器総合メーカーカリタ【Kalita】

ハリオ

創業当初から耐熱ガラスの企画・製造・販売を行っている耐熱ガラスメーカーがハリオです。

耐熱ガラスメーカーではありますが、ドリッパー、フィルター、サーバー、コーヒーケトルなどコーヒー関連のガラス製品を幅広く扱っています。

長年続けていたガラス製品に対する熱意がこもったオリジナルのドリッパーには、ドリップの様子が見られるものや、耐熱性に優れたものなど工夫が凝らされています。

ドリップする様子からコーヒーを楽しみたい人におすすめのメーカーと言えるでしょう。

HARIO株式会社

フジイ 月兎印

フジイ 月兎印は、高いデザイン製のドリッパーやサーバーを取り扱うメーカーです。

コーヒーケトルの取り扱いもあり、独自のデザインで使い勝手のよさからも人気を集めています。

コーヒーケトル以外にも、コーヒー関連の製品を取り扱っており、その高いデザイン性は大人の男性を引きつける不思議な魅力があります。

FUJII CO.LTD.

コーヒーケトルのおすすめ商品を紹介

各メーカーからは、さまざまな形状や工夫が凝らされたコーヒーケトルが販売されています。

ケトルの中でも人気のタイプを四つ紹介するので参考にしてみてください。

カリタ コーヒーケトル

カリタのコーヒーケトルは、カラフルでおしゃれな外観を持つ『ホーロー製』のケトルです。

2Lの容量があり、そのまま火にかけられるため、お湯が沸いたらそのままドリップに使えます。

注ぎ口は細く作られ、ハンドドリップに適した形状で初心者にも使いやすさから人気を集めています。

デザインにもこだわりが反映され、インテリアとして楽しめるのもメリットと言えるでしょう。

ハリオ V60ドリップケトル・ヴォーノ

ガスコンロなどさまざまな調理器具に対応しているのがハリオのV60ドリップケトル・ヴォーノです。

『800ml』と1人から2人で使うのに便利な容量を確保し、ステンレス製のため湯沸かしが手軽にできます。

取っ手にも持ちやすさの工夫が施され、細めに作られた注ぎ口は一定の湯量を保ち安定した美味しさを求める人におすすめです。

持ちやすさや手軽さもあるので、大容量のものは使いにくいという人でも使いやすいでしょう。

月兎印 スリムポット

軽量かつ、よりコンパクトなコーヒーケトルを求めている人におすすめなのが月兎印が取り扱っているスリムポットです。

700mlの容量で、本体はわずか420gのため手への負担が少なく、注ぎやすさがあります。

『ホーロー製』のため保温力がありますが、IHには対応していないため注意しましょう。

取っ手部分も本体同様の素材が使われ、そのままお湯を沸かすと熱くなってしまいます。

他のやかんでお湯を沸かしてから、こちらのケトルに移して使うのが最適な温度で美味しいコーヒーが楽しめる方法でしょう。

FELLOW スタグポアオーバーケトル

最適な抽出温度がわかるサーモメーターを搭載しているのが、『FELLOW スタグポアオーバーケトル』です。

シンプルなデザインではありますが、ハンドドリップを楽しむ人に嬉しい機能が多数搭載されています。

温度管理、持ちやすさ、注ぎやすさのどの点から見ても高い水準でまとまっており、インテリアとしても最適で、大人の男性の魅力を引き立てます。

よりよい味や香りのコーヒーを求めている人や、より細かく温度にもこだわりたい人にもおすすめできるでしょう。

アウトドアでも使えるコーヒーケトル

アウトドアでのコーヒーは、家とはまた違った味わいが楽しめると人気があります。

コーヒーケトルもアウトドアで活躍するタイプに買い替えたいという人におすすめの製品を二つ紹介するので参考にしてみてください。

ユニフレーム 山ケトル900

900mlの容量を確保し、熱伝導率に優れたアルミニウムを使ったケトルが、『ユニフレーム 山ケトル900』です。

収納ケースが付属してくるため、そのままアウトドアに持ち運べ、コーヒーからお湯沸かしまで幅広く対応できます。

注ぎ口はコーヒーケトルのように長いネックは取り付けられていません。

取っ手が熱くなりすぎないように工夫が凝らされ、焚き火でも使える利便性と、お湯の沸くスピード早さからアウトドアでは重宝するでしょう。

少し大きめですが、高さがあまりないため荷物のベースに入れて安定させながら運べる点も優秀です。

スノーピーク フィールドバリスタ ケトル

ステンレスを使った小型で使い勝手のよいケトルが、スノーピークから販売されている『フィールドバリスタケトル』です。

注ぎやすさにもこだわり、アウトドア用のケトルではあるもののドリップコーヒーを淹れるときにも重宝します。

ハンドル部分が着脱式になっており、火にかけても熱くなることがありません。

収納のときにも別々に保管できるため、スペースを取らないで持ち運べるので便利でしょう。

最後に

コーヒーを美味しく飲むには、コーヒー豆やフィルター、ドリッパーだけではなくケトルにも注目しましょう。

注ぎやすさから、使い勝手のよさまでこだわってコーヒーケトルを選べば、コーヒータイムのひとときがより楽しくなります。

インテリアとしても映える高いデザイン性のものも多いので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

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