コーヒーの３つの香りって？

コーヒーの香りは種類ごとに３つに分類されます。その３つの香りについてご紹介しましょう。

コーヒーのアロマ

コーヒーにはアロマがあります。アロマとはどんな香りで何を意味するのでしょうか？

アロマとはコーヒーを抽出するときの香り

コーヒーのアロマとは、コーヒーの抽出液から立ちのぼる香りのことを指します。ドリッパーにコーヒーの粉を乗せ、粉にお湯を注いだ時にふわっと香ってきたり、カップに顔を近づけたときに感じる香りのことです。

その正体はコーヒー豆に含まれるコーヒーオイルという成分になります。

これは豆の持つうまみのもとになる油脂分が気化して放たれる香りです。これがアロマの正体です。

ふんわりと薫コーヒー特有のアロマはコーヒーのおいしさにとってとても大切な役割をしています。

また、コーヒーの香り全体のことをアロマと表現する場合もあります。これは焙煎をした時に出てくるコーヒーの香りや味わった時に感じることができる香りも含めて表現することもあるのです。

コーヒーアロマの楽しみ方

コーヒーアロマを楽しむためのポイントがあります。一番に大切なのは豆の鮮度。新鮮な豆を使用することです。焙煎してから、３週間以内の豆がアロマを楽しむことができる最適な保存期間と言えるのです。当然、光や空気の影響を受けないようにきちんと保存をしておいた豆でも１か月が限度です。

次に、飲む直前に豆を挽くことです。飲むたびに必ず挽くようにしましょう。

抽出したコーヒー駅はずっとアロマが立ちのぼっているわけではありません。

アロマが立ちのぼっているのはドリップしてから３分以内です。入れたてをできるだけ早く飲むようにしましょう。

アロマ以外の香りって？

コーヒーの香りはアロマだけではありません。フレグランスとフレーバーがあります。これで３種類の香りになります。

フレグランスとは

コーヒー豆の販売店の前を通った時にふわっとコーヒーの香りが漂ってきませんか？また、購入したての袋を開けたときによい香りがしませんか？このコーヒーの香ばしい香りこそがフレグランスになるのです。

子の香りはコーヒーが苦手という方でもこの香りは好きだという方が多いものです。誰でもが感じられる良い香りなのです。

フレーバーとは

コーヒーを口に含んだ時に鼻を抜けていくふくよかな香りがあります。この香りのことをフレーバーと言います。たいてい一口目に強く感じられる香りになります。

フレーバーをより強く感じたいときにはスッと鼻に空気を抜くようにしましょう。そうすることで今まで飲んでいた同じコーヒーでも薫り高く違った味わいになるでしょう。

フレーバーもドリップしてから時間が経ってしまうと冷えてしまって、酸化してしまいますそうなってしまうとフレーバーを感じられなくなってしまいます。やはりできるだけ早く淹れたての新鮮なコーヒーを飲むようにしましょう。

もう一つ、飲みこんだ後に感じられる香りをアフターテイストと呼ぶことがあります。フレーバーを感じた後にアフターテイストも感じてみましょう。

フレグランスの豆知識

焙煎した豆の香りであるフレグランスは香水としても使われています。コーヒーは飲めないけど好きだという人は結構います。なので、シナモンやチョコレートと合わせた香水はとても良い香りです。

アロマの豆知識

アロマを感じるとリラックスできることがわかってきています。心を落ち着かせたり、癒しをもたらしたりします。

特にリラックスできるというのが、ブルーマウンテン、グアテマラと言われています。

逆に集中できる香りを持つ品種もあります。それはブラジル、マンデリンと言われています。

当然のことながら、アロマは入れてから３分以内なので抽出後すぐに飲むことをおすすめします。

ストレス解消にも

コーヒーの香りは脳をリラックスした状態にしてくれます。ですからゆったりとした気分になれ、ストレス解消にも一役買ってくれるのです。

フレーバーの豆知識

コーヒーを口に含むと感じられるフレーバーは産地、品種、焙煎度合いによって様々です。

ナッツやチョコレートのような香ばしい香りのものもあれば、フルーツのような軽やかな香りを感じることができるものもあります。

なので、淹れ方なども手伝っていろいろと感じることができるのでいろいろな豆で感じてみるのが良いでしょう。

最後に

コーヒーの香りは複雑で深みがあります、フレグランス、アロマ、フレーバーと香りの違いを意識して楽しむことで今までよりもコーヒーの楽しみ方が変わってくるでしょう。自分に合った香りを探してみてはいかがでしょうか？