コーヒーの誤解6つ

コーヒー

コーヒーは魔法の飲み物です。(笑)

コーヒーは認知症のリスク軽減や身体の代謝向上への効果も注目されています。また、「ここぞ!」というときに飲む方も多いと思います。私たちにとって良いことばかりに思えるコーヒーですが、それでも、できるだけ避けたほうがよいこともあります。そこでコーヒーの6つの誤解と正しい見解について考えてみたいと思います。

早朝のコーヒーはエネルギーを与えてくれる?

朝の眠気覚ましに、モーニングコーヒーを飲む人は多くいると思います。

ですが、エネルギーに関しては、朝7時にコーヒーを飲んだからといって、それが原因で力が湧いてくるというわけではありません。

それは、起床後の数時間は副腎皮質から分泌されるホルモンのひとつであるコルチゾールのレベル値が1日の中で最も高くなると言われています。

自然とエネルギーが湧いてくる時間と判断されます。

コルチゾールの主な働きは、肝臓での糖の新生筋肉でのタンパク質代謝抗炎症および免疫抑制などで、身体に必須のホルモンと言われています。

専門家の間では、コーヒーによってエネルギーの高まりを求めるなら、コルチゾールの値が下がる、朝の10時から正午の間に最初のコーヒーを飲むのがベストであるという意見で一致しているのです。

その時間まで1杯目のコーヒーを我慢することで、体内の自然エネルギーを最適に活用し、その後、必要となったときのためにカフェインのパワーをキープすることができるでしょう。

身体に恩恵があるのは、「ダークローストのコーヒー豆」だけ?

コーヒー豆には、ロースト(焙煎)があります。

浅い煎り具合のライトローストからシナモン、ミディアム、ハイ、シティ、フルシティ、フレンチ、イタリアンローストまで、8段階の焙煎度合いがあります。

その中で、ダークローストとも称する深煎りに分類されるのが、フレンチローストやイタリアンローストとなります。

そのダークローストのコーヒーの褐色は、コーヒーメラノイジンと呼ばれている色素によるもので、たんぱく質と糖類とクロロゲン酸が反応するメイラード反応によって生成するのだと考えられているとのことなのです。

コーヒーメラノイジンは、反応中にクロロゲン酸などのポリフェノールを吸収しているので、血管内の健康を守る効果や整腸効果が期待できると考えられているのです。

 このコーヒーメラノイジンの効果は、コーヒー豆の焙煎度によって機能性に強弱のあることがわかってきたようです。

その機能の最も高くなる焙煎度とは、ミディアムダークローストなのだそうです。

焦げて豆の色が濃くなればなるほど、その機能への期待は薄くなっていくようです。

なので、ミディアム・ダーク・ローストということなのではないでしょうか。

それほど真っ黒くなっていない、焙煎度の高いコーヒー豆が一番効果があるという事ですね。

ですが、ライトローストの価値を軽んじてはなりません。

ハーバード大学によると、ライトローストも、ダークローストと同じように身体に良い効果が期待できるという研究を発表しているのです。

 ここから得られる教えとしては、身体への恩恵があるからという理由だけでダークローストのコーヒーを飲むのではなく、ライトローストも含め、自分が一番納得して好きなコーヒーを飲むことが一番ということなのではないでしょうか。

浅煎り豆のほうが深煎りよりも常にカフェインが少ない?

浅煎り(ライトロースト)のコーヒー豆には深煎り(ダークロースト)のコーヒーよりも、多くの「カフェイン」が含まれているとされています。

その理由として、カフェインは高熱に弱い特徴を持っており、「焙煎時間が長いダークローストのほうがカフェインを多く燃焼させ、その量が少なくなる」というのが根拠だということです。

 基本的に浅煎りのローストは酸味が強くなり、ダークローストになるに連れて苦味が強くなっていきます。

なんとなくダークローストのほうがカフェインが多いように誤解してしまうのかもしれません。

コーヒーは「飲めば飲むほど」身体に良い?

1日に飲むコーヒーの量はほどほどにしておく方が良いでしょう。

コーヒーによってもたらされる身体へのプラスの効果は、5~8杯までが限度というなのだそうです。

1日にそれ以上の量のコーヒーを飲んだとしても、身体に良いことは無いのです。

そればかりか、一部の人にとっては、逆効果にもなる得るフランシス・ラージマン=ロス(Frances Largeman-Roth)氏は言っています。

高血糖・糖尿病・不安・胸やけの引き金になる恐れも否定できないとのことのようです。

入れる砂糖の量はコーヒーの効果に影響がない?

コーヒーを飲む回数が「週3~4杯」の人は、「ほとんど飲まない」人に比べて、2型糖尿病を発症するリスクが男性で17%、女性で38%低下するという結果が出たそうです。

紅茶やウーロン茶を飲む習慣のある人ではこうした傾向はみられなかったということなのです。

コーヒーにはストレス緩和以外にも、糖尿病リスクを下げるような独自の効果が期待できると考えられると、言われています。

また、1日に3~4杯の紅茶やコーヒーを飲むと、2型糖尿病を発症するリスクが25%低下したという結果もあるようです。参考程度だそうですが…

コーヒーに入っている砂糖はいかがでしょうか?

少量の砂糖であれば恐らく問題ありません。ですが、かと言って、あなたのコーヒーをデザートにする必要はありませんという事のようですね。

 少量の砂糖を使用することで、糖尿病のリスクは低下すると考える研究もあれば、コーヒーに甘味を加えない人にのみ健康上の利益があるとする研究結果もあるのです。

これは、砂糖の量の問題なのではないでしょうか。

言えることは、砂糖は控えめにということですね。

熱いコーヒーは十分冷ましてから飲んだ方がいいの?

コーヒーは冷めていく間に、徐々に酸味が強くなります。

それ自体は大きな健康リスクをもたらすわけではないのですが、コーヒーの余分な酸が消化機能や胃酸に悪影響を及ぼし、歯のエナメル質にも影響を及ぼす可能性があるとされています。

また、長時間放置したコーヒーは空気に触れる時間が長いため、その効果が弱まることもあるようです。

ですが、コーヒーの抗酸化作用を最大限に発揮させるなら、コーヒーを淹れてから20分以内に飲もうと推奨される研究者の方もいられるようです。

最後に

コーヒーに関するさまざまなお話をしてきましたが、結論から言えば、自分にふさわしいコーヒーの飲み方を探して自分の気分が良くなるように飲むことが一番なのではないでしょうか。

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