コーヒーの基礎 焙煎、ブレンド豆の挽き方を覚えよう

コーヒー

自分好みの豆を選んだら、今度は焙煎をしてみませんか。本格的なコーヒーを淹れるための一歩です。今回は初心者の方のために焙煎とブレンドの方法そして豆のひき方についてご紹介していきます。

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コーヒーの焙煎(ロースト)とは

豆を手に入れたら、自分で焙煎に挑戦してはどうでしょうか。焙煎機がなくても手網という道具を使って焙煎することもできるのです。
収穫されたコーヒー豆はコーヒーチェリーという赤い実の中の種のことです。コーヒー豆はコーヒーチェリーの種で、赤い外皮やミューシレージという粘液質のものの中に入っているのです。

外皮などを取り除いて豆を取り出す作業を精製と言います。精製の方法は地域によって異なり、たとえばコスタリカでは果肉を少し残して蜂蜜のような風味を残すハニープロセスという方法で精製されています。
こうして取り出された生豆は淡緑色をしていて、このままではコーヒーの風味はほとんどしないのです。そのまま飲める状態ではないという事になるのです。

この豆を炒ることで豆が化学反応を起こして揮発性の香りや甘み、苦味、酸味が生まれ、色は茶褐色から黒褐色へと変化していきます。

焙煎の度合いは浅炒り、中炒り、深炒りと焙煎の程度によって分けられ、風味に違いが生まれるというわけなのです。

コーヒーのブレンドをやってみよう

ストレートは同じ地域で作られた豆だけを使って作るコーヒーですが、ブレンドはいろいろな豆の割合を決めて混ぜ、ストレートでは得られない複雑な風味を楽しむ方法なのです。

豆の割合は好みで決めるものであり、こうしなければならないという決まりはありません。ブレンドは豆の組み合わせの数だけ種類があり、無限の可能性を秘めているということですね。
コーヒーは農作物なので生き物。気候の影響をもろに受けるため、収穫した年によって味わいにばらつきがでることもあり、価格も変動してしまいます。

そのようなバラツキをなくし、風味や品質のバランスが取れたコーヒーが飲めるようにするのもブレンドの役割なのです。また、価格の安定という意味でもブレンドが果たす役割はとても大きいのです。
ちなみに「◯◯ブレンド」と表記するには、その産地の特定の豆が3割以上入っていないといけない決まりがあります。つまり、ブルーマウンテンブレンド生豆の生産国がジャマイカ、ブラジル他となっていたら、ジャマイカのブルーマウンテン産のコーヒー豆が3割以上入っていることが条件となるわけです。

コーヒー豆の挽き方

焙煎方法とブレンドの次は、豆の挽き方について勉強してみましょう。
豆は焙煎によって風味が変わりますが、豆の挽き方によっても味わいが大きく変わるのです。

挽いた豆の粒の大きさを粒度といいますが、粒度は細かいものから比較的大きなものまであり、細かいほどお湯に触れる面積が大きくなります。つまり、色も味も濃厚なコーヒーが抽出されるという事になります。

また、抽出器具によって湯と接触する方法が変わるので、器具のことも考えて豆を挽く必要があります。

また、豆を挽いてしまうと酸素との接触面積が大きくなり、同時に風味が抜けやすくなるので、その時使う分の豆だけを挽くようにしましょう。


豆の粒度は主に五段階に分けられていて、一番細かいものは「極細挽き」といいます。上白糖くらいの粒の大きさでエスプレッソやターキッシュコーヒーに用いられることが多いです。

細挽き」は上白糖とグラニュー糖の中間くらいで、水出しするのに適しています。

中細挽き」は市販されているコーヒーによく使われる粒度で、グラニュー糖くらいの粒になります。ペーパードリップ、あるいはコーヒーメーカーで抽出するのに適しています。

粗挽き」はザラメ糖程度の大きさで、長時間かけてじっくり抽出する場合に用いられます。

最後に

ローストやブレンド、豆の挽き方によって同じ豆でも香りや味わいが変わってしまうコーヒーですが、馴れないうちは市販のコーヒーや店で挽いてもらったコーヒーで好みのものを探し、それを基準に酸味を足したり挽いたり自分好みの味にアレンジするとよいでしょう。

いろいろな発見があるかもしれませんよ

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