有名なグアテマラの特徴とは
グアテマラの産地
グアテマラは南アメリカ大陸にあり、メキシコの南側にある国です。コーヒーの栽培はグアテマラでの一大産業です。生産量は世界で10本の指に入るほどの量です。
グアテマラとコーヒーの関係の深さを表すこととして、グアテマラではコーヒーの相場価格がテレビで日常的に報道されているそうです。それほどコーヒーの生産に関して国民生活にとっても重要なのですね。
グアテマラの面積は日本の役3分の1ですが、海抜100m以下の広大な平地もあれば、4000m超えの山岳地帯もあるのが特徴的な国です。
気候は熱帯気候に属しているので、雨季と乾季がはっきりとしており、雨量も多いのですが、高地は比較的涼しいためコーヒーの栽培に適しています。
またグアテマラでの産地は8か所あります。
- アンティグア
- ウェウェテナンゴ
- アティトラン
- コバン
- アカテナンゴ
- サンマルコス
- フライハーネス
- ニューオリエンテ
アンティグアは、グアテマラで始めてコーヒーが栽培されて場所と言われており、品質が良いコーヒー豆が取れることでも有名です。グアテマラコーヒーにとって最も有名な産地と言っても過言ではないでしょう。
また、ほかの有名な産地としてはウエウエテナンゴがあります。アンティグアに比べると標高がやや高く、豆も少ない過酷な土地です。採れる豆はフルーティで華やかな味わいが特徴の豆が採れます。
さらに標高が高いアカテナンゴではフルーティで、より酸味の強い複雑な味が重なった豆が採れます。
グアテマラにはグレードがある
グアテマラのグレードは標高の高さで決まっています。
- ストリクトリーハードビーン(SHB)→1350m以上
- ハードビーン(HB)→1200~1350m
- セミハードビーン(SH)→1050~1200m
- エクストラプライムウォッシュド(EPW)→900~1050m
- プライムウォッシュド(PW)→750~900m
- エクストラグッドウォッシュド(EGW)→600~750m
- グッドウォッシュド(GW)→600m未満
この図のように高地であるほど品質が良いとされています。
高地では昼と夜の寒暖差が大きいため生育が遅く豆の成熟がゆっくりと進むため、固い果実味の豆が出来上がるためです。
グアテマラは複雑な味わい
グアテマラのコーヒーは、チョコレートやナッツに形容される、重量感のある甘みとコク、それと、オレンジやリンゴのようなフルーツのような酸味が特徴です。
また、フローラルな香りもあり、飲み終わってからの花に抜ける香りが甘く余韻を残します。
飲みやすくバランスが取れた味なのですが、味の表現が難しい複雑な味わいと言われています。
グアテマラをおいしく飲みたい
グアテマラをおいしく飲むにはミディアムローストがおすすめです。フルーティな酸味の中にほんのり苦みを感じられます。
深煎りにすると苦みとコクが強調されて、香りもより豊かになります。
グアテマラは出来ればブラックで飲みたいです。バランスが取れて味わいはミルクや砂糖がなくても濃く深いおいしさを堪能できるからです。
どうしてもミルクや砂糖を入れたいとか、アイスコーヒーで飲みたいのであれば、深煎りにして苦みを強調させておくようにしましょう。
最後に
グアテマラはホットでもアイスでもおいしいコーヒーなので、一年中楽しめます。香りを楽しみたい方にはとてもおすすめです。様々な種類があるので飲み比べてみてはいかがでしょうか?
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