毎日発生するドリップ後のコーヒーかすですが、そのまま捨ててしまうのは、なにかに使えないかなってなることってありませんか?
コーヒーかすはそのまま捨ててしまってはもったいないです!!
コーヒーかすには脱臭効果を始めとする様々な効能があり、上手に再利用すればゴミを減らしつつ、ちょっぴり節約もできるんです。
今回は、エコで便利なコーヒーかす再利用アイデアを5つ紹介したいと思います。
エコで便利でちょっぴり節約!コーヒーかすを再利用するためのアイデア5選
ドリップ後のコーヒーかすには香りや油分などの成分が残っており、それを上手く活用するのが再利用のコツなんです。
カンタンにチャレンジできるアイデアを5つ紹介したいと思います。
これまでゴミとして捨てていたコーヒーかすの再利用なので、基本的にかかる費用は0円です。
最強のコスパです。
手軽で効果抜群!コーヒーかすを消臭剤・脱臭剤に
喫茶店やコーヒー専門店の店内やお手洗いなどで、コーヒーかすが置いてあるのを見たことがある人もいるのではないでしょうか。
あれがコーヒーかす再利用の代表格!消臭・脱臭効果です。
焙煎後のコーヒー豆の表面にはたくさんの小さな孔が空いているため、ニオイを吸収しやすくなっています。
ドリップする時に豆を挽くことによって表面積が広がるので、さらなる消臭・脱臭効果が期待できるのです。
この構造は、家庭用消臭剤にも使われている活性炭と同じなんです。
抽出直後の水分を含んだコーヒーかすなら、さらにニオイの吸収効果が高まり、強い消臭・脱臭効果が期待できるのですが注意点があります。
それは、水分を含んだ状態のコーヒーかすはカビが生えてしまうので、2日程度たったら新しいものに取り替えることが必要だという事です。
長く利用する時には、完全に乾燥させてから使うようにしましょう。
下駄箱の消臭・脱臭
下駄箱の消臭・脱臭目的でコーヒーかすを利用する場合は、湿気がこもりやすいため、完全に乾燥させてから使用するようにしましょう。
蓋のない容器に入れておくと、靴の出し入れの際にこぼれてしまう可能性があるので、通気性の良い袋などに入れて置きましょう。
100円ショップなどで購入できるお茶パック(茶こし袋)にコーヒーかすに詰めて使う方法が一番お手軽なのでオススメします。
下駄箱全体のニオイをとるのはもちろん、通気性の良い袋やストッキングなどに乾燥したコーヒーかすを詰め、それを靴の中に入れておくと、靴の消臭・脱臭もできちゃいます。
冷蔵庫・冷凍庫の消臭・脱臭
コップや受け皿に水分を含んだままのコーヒーかすを移し、冷蔵庫や冷凍庫に置くだけでOKです。
下駄箱やトイレと同じように2日程度で取り替えるようにしましょう。
まあ毎日コーヒーを淹れるのであれば必ずコーヒーかすが出るので毎日取り替えても良いですね。
冷蔵庫・冷凍庫用の消臭剤・脱臭剤の費用を節約できますし、毎日出るコーヒーかすに取り替えることを習慣にしておけば、冷蔵庫の中をいつもスッキリとキープできるのでコスパも良く、いつも清潔を保てますね。
フライパンや鍋の消臭・脱臭
フライパンや鍋の中にコーヒーかすと水を入れ、煮だしてから冷ますとニオイをとることができます。
煮出した後のコーヒーかすを処分する際には、排水溝に流れてしまわないように注意しましょう。
魚焼きグリルの消臭・脱臭
魚焼きグリルを使った後のニオイが嫌で、魚焼きグリルを使いたくないという人もいると思います。
そこで、魚を焼いた後にコーヒーかすを振りかけておくだけでにおいが取れてしまうのでお試しください。
この場合も、ニオイ取り後のコーヒーかすを、排水溝に流さないように十分注意してください。
電子レンジの消臭・脱臭
水分を含んだままのコーヒーかすを耐熱容器に入れ、ラップをせずに1〜2分程度電子レンジで温めましょう。嫌なニオイがなくなります。
ゴミ箱の消臭・脱臭
ゴミ箱の消臭・脱臭には、乾燥させたコーヒーかすを使いましょう。
100円ショップなどで購入できるお茶パック(茶こし袋)にコーヒーかすを詰めてゴミ箱の蓋の裏に取り付けておくだけです。
部屋の消臭・脱臭
お部屋に置く場合は、水分を含んだままの状態でお皿などに入れるのが最も簡単な方法だと思います。
見える場所に置くのであれば、乾燥させたコーヒーかすを可愛い小瓶などに入れて飾るのもおしゃれポイントの一つではないかと思います。
コーヒーかすを撒くだけで簡単!除草剤に
抽出後のコーヒーかすには、植物の育成を阻害する「カフェイン」と「フェノール性物質」が含まれているため、除草剤の役割をしてくれます。
しっかりと乾燥させたコーヒーかすを、雑草が生えて欲しくないエリアに撒いておくだけ。
湿気た状態で撒くとカビが生えてしまいますので注意しましょう。
市販の除草剤ほどの即効性はありませんが、室内の鉢植えなど、薬剤を使いたくない時に最適ですね。
コーヒーかすを煮出して染料・塗料に
コーヒーかすを煮出すと、飲めなくても、まだまだコーヒー液が作れます。
コーヒーかすの量や煮出す時間を調整してお好みの濃さのコーヒー液を作り、それを染料・塗料として再利用するという手もあります。
コーヒーの種類や焙煎具合によってもコーヒー液の濃さが変わるので、様々な色味を作り出すことができます。
DIYした家具に塗ったり、布を染めてみたり、様々なアイデアで楽しんでください。
茶色い家具の傷に塗ると傷が目立たなくなるので、傷隠しとして利用するのも面白いと思います。
コーヒーかすの油分で靴磨き&金属磨きに
しっかりと乾燥させたコーヒーかすを、ガーゼなどの柔らかい布に包み、優しく磨きましょう。
コーヒーかすの油分がワックスの代わりになり、ツヤを出すことができるのです。
靴を磨けばツヤが出て、金属を磨けばピカピカになるだけではなく、さび止め効果も期待できるのです。
コーヒーかすを針山の中身に
裁縫をする人なら、針山の中身としてコーヒーかすを再利用する方法なんていかがでしょうか。
コーヒーかすの油分のおかげで針の布すべりが良くなる上に、さび止め効果も期待できます。
針山の素材には、コーヒーかすが出てきてしまわないように、できるだけ目が細かくしっかりした生地を使い針山にしましょう。
またコーヒーかすは、必ずしっかりと乾燥させてから使用しましょう。
再利用には必須!コーヒーかすの乾燥方法
長期間の利用に向けて、コーヒーかすをしっかりと乾燥させる方法を紹介したいと思います。
天日干しをする
新聞紙やトレイに広げたコーヒーかすを、日当たりと風通しの良い場所に置きます。
晴天が続くタイミングがベストです。
基本的には1日で十分乾燥させることができますが、コーヒーかすを触ってみて湿り気を感じる場合は、もう1日乾燥させましょう。
途中、2〜3回かき混ぜると早く乾燥しますよ。
屋外で天日干しをする場合、風が強すぎると、乾燥したコーヒーかすが飛んでいってしまうので、風の強い日は避け、目の細かい網などでカバーしておきましょう。
マンションのベランダなどで天日干しにする場合、風で飛ばされることで近所迷惑にならないように注意しましょう。
屋内でも乾燥できますが、屋内ではどうしても時間がかかってしまいます。
しかし乾燥させている間も部屋の消臭ができるので試してみるのもいいかもしれません。
*天日干しのメリット
自然乾燥なので危険がない
部屋の消臭ができる(室内で乾燥させている場合)
*天日干しのデメリット
時間がかかる
風が強いと散らばってしまう可能性がある
電子レンジにかける
耐熱皿にコーヒーかすをできるだけ平らにしてのせ、電子レンジで温めましょう。
ドリップコーヒー2杯分程度の量なら500wか600wで3〜4分が目安です。
途中で取り出して2〜3回混ぜると、まんべんなく乾燥させることができます。
ただし、ワット数が高いと熱くなりすぎて危ないので、低めのワット数で温めましょう。
電子レンジから取り出してすぐはしっとりしているように感じますが、しばらくかき混ぜて粗熱をとると、さらさらとした状態になりますのでご安心を。
この方法のメリットは、電子レンジ内の消臭・脱臭も同時に行えることです。手軽で時間もかかりませんのでおすすめです。
*電子レンジにかけるときのメリット
時間がかからない
電子レンジの消臭ができる
*電子レンジにかけるときのデメリット
慣れるまで加熱時間の加減が難しい
温めすぎると焦げてしまう可能性がある
フライパンや鍋で煎る
フライパンや鍋にコーヒかすを入れて乾煎りします。
コーヒー2杯分程度の量なら2〜3分で乾燥させることができますよ。
火が強すぎると焦げてしまいますので、弱火で煎るようにしましょう。
やはり、煎りたてはしっとりしているように感じるかもしれませんが、粗熱が取れるとさらさらになります。
フライパンや鍋の消臭もしたいときにオススメの方法です。
*フライパンや鍋で煎るときのメリット
時間がかからない
フライパンや鍋の消臭ができる
*フライパンや鍋で煎るときのデメリット
慣れるまで火加減が難しい
火が強すぎると焦げてしまう可能性がある
最後に
コーヒーかすを再利用するためのアイデア5選
- 消臭剤・脱臭剤
└下駄箱の消臭・脱臭
└冷蔵庫・冷凍庫の消臭・脱臭
└フライパンや鍋の消臭・脱臭
└魚焼きグリルの消臭・脱臭
└電子レンジの消臭・脱臭
└ゴミ箱の消臭・脱臭
└部屋の消臭・脱臭 - 除草剤
- 染料・塗料
- 靴磨き・金属磨き
- 針山
これまでゴミとして捨ててしまっていたコーヒーかすを再利用すれば、ゴミを減らし、お金を節約することも可能です。
SDGsにもなります。
コーヒー好きの方なら、ほのかに香るコーヒの香りに癒されることも期待できますね。
ぜひ取り組んでみてはいかがでしょうか。
コメント