インドネシアのスマトラ島で栽培されており、日本で人気が高いマンデリン。
その中でも最高級グレードと言われているG1。
特徴や産地による違いをご紹介します。
マンデリンってどんなコーヒー?
17世紀にはアラビカ種を栽培していたインドネシアですが、20世紀に入ってから、植物に寄生する病害さび病によって壊滅被害を受けてしまったため、病害に強いロブスタ種を栽培するようになりました。
そんな時に、スマトラ島で暮らすマンデリン族が病害を免れたアラビカ種の栽培を再開するようになり、品種改良を重ね、今ではコーヒーの中でもたった数パーセントという高品質で希少性の高いマンデリンが誕生しました。
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マンデリンG1の特徴
マンデリンはスタンダードグレードと呼ばれるG1からG5までの独自のグレードによって等級が決められ、出荷されます。
マンデリンのスタンダードグレードは一定量のコーヒー豆の中に含まれる欠品豆の数で決まります。
G1は300gのコーヒー豆のうち欠品豆が0~3個の最高級グレードの豆で、一つ一つ手作業で検品されていきます。欠品豆の数が多くなればなるほどG2 G3 G4とグレードは下がっていき、一番下のグレードがG5と呼ばれます。
日本でもG1グレードのマンデリンが販売されており、メニューにG1の表記をつける喫茶店もあるほど、有名な最高級グレード豆の一つとなっています。
深い苦みと甘み、個性的な風味
酸味が控えめで深い苦味が特徴のマンデリンですが、G1はさらりとした苦味の中にも甘みが感じられ、シナモンなどのスパイスや柑橘系のエキゾチックな風味が特徴です。
マンデリンの個性的な風味を味わうにはストレートで飲むのがおすすめ。シティローストやフルシティローストの中煎りでローストすると苦味とコクが引き立ちます。
産地はトバコ、リントン
昼夜の寒暖差が大きい高山地帯で栽培されるマンデリンはそのほとんどが有機栽培で作られています。
産地によって味に違いがあるのも特徴の一つです。今回は有名な2つの産地と味の特徴を紹介します。
リントンマンデリン
スマトラ島の北部に位置するリントン・ニ・フタ地区で栽培されるリントンマンデリンは、トロピカルなフルーツや甘いスパイスのような強い香りが特徴で、深煎りすることで贅沢な甘みを楽しむことができます。
マンデリントバコ
北スマトラに位置する標高905m、琵琶湖の3倍の大きさを誇り観光地としても有名なトバ湖の湖畔で栽培されたコーヒーはマンデリン・トバコと呼ばれています。濃厚なコクとスパイシーな苦味が特徴で、カフェオレなどミルクと混ぜて飲むのにもおすすめです。
まとめ
苦味と甘み、エキゾチックな風味が特徴のマンデリン最高級グレードG1はストレートはもちろんミルクやスイーツとの相性も抜群です。
通販などで気軽に入手できるので、気になる方はぜひマンデリンG1を味わってみてくださいね。
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