カフェでよく見かけるガラス製のコーヒープレスですが、手軽にコーヒーを淹れることができる器具です。
せっかくなので、アウトドアで使ってみませんか?
コーヒープレスとは
コーヒープレスはフランスで誕生しました。
コーヒーを押し込むプランジャーとコーヒー液を抽出するポットで構成されています。
最近ではフレンチプレスとかカフェプレス、プランジャーポットなどと呼ばれることも多いです。
日本では、紅茶を淹れる器具と言えばわかるのではないでしょうか?また、そのイメージの方がむしろ大きいと思います。
しかし、最近ではコーヒープレスで淹れるコーヒーの専門店もあるようになってきました。
やはり、コーヒープレスの使い方の簡単さで、気軽においしいコーヒーを淹れられることが人気の秘密ではないでしょうか。
コーヒープレスで淹れるとコーヒー豆がじっくりと湯に浸漬されるため、ペーパードリップなどを使った他の方法よりも、豆から油分を引き出すことができます。
コーヒー豆のオイル分は香りの良さを左右したり、美味しさに影響すると言われているのです。
コーヒープレスで淹れると、その豆本来の味わいを楽しむことができると言っても過言ではないでしょう。
コーヒープレスの使い方
- 使うもの…コーヒープレス・タイマー・コーヒー豆・熱湯
- 1.蓋を開け、プランジャーを上げる。
- 2.ポット部分にコーヒーの粉を入れてならす。
- 3.熱湯を粉全体にかかるようにしながら、ポット部分の半分ほどの高さまで注ぎ4分計る。30秒ほど蒸らした時点で、もう一度湯を注ぎ蓋をする。
(湯を一気に入れ、ヘラで全体を合わせてなじませる方法もある。) - 4.4分経ったらプランジャーをゆっくりと押し下げる。
- 5.科tプに注ぎ入れて、完成
アウトドアでのコーヒープレス
ガラス製のポットなので、取り扱いには注意が必要になるコーヒーポットですが、アウトドアブランででは丈夫で軽いコーヒープレスを販売しているブランドもあるのでチェックしてみましょう。
抽出するためのコーヒープレスと飲むためのタンブラーが一つになった一体化タイプや、別々になっている通常タイプの2種類があります。
中には保温機能が付いたものや、容器をそのまま加熱して作ることができるものもあるので、専門店で選ぶときに注意してじっくり選びましょう。
アウトドアでコーヒープレスを使うときに必要なもの
コーヒープレスで旨いコーヒーを淹れるには、熱湯が不可欠です。
そのために必要なのが湯を沸かすためのバーナー(ストーブ)とクッカー(コッヘル)、バーナー用のガスカートリッジの3つは最低限用意しましょう。
また、コーヒー豆はジッパー付きのビニール袋などに入れて、コーヒープレスのポット部分やタンブラー部分にしのばせておくとかさばらずに見つけやすいと思います。
挽き立てにこだわるなら、手動かつ粒度の選べるコーヒーミルも是非用意しましょう。
コーヒープレスの洗い方と使いこなしかた
豆の粒度
コーヒープレスで使うコーヒー豆は、ドリップ用よりも粗目の粒度で用意しましょう。
ドリップ用の物でも抽出できないことはないが、やはり味の出方が違ってきます。
フィルターを抜けてしまうこともあるため、なるべくプレス用の物を使うようにしましょう。
市販の挽き豆はドリップ用の中挽き~中細挽きであることが多いため、そのままの豆を自宅で挽くか、店で挽いてもらうとBestです。
おいしさにこだわってみる
せっかくなら質の良いグレード豆の味わいを楽しんでみましょう。
品質自体が悪いものや、いくら品質が良くても劣化してしまった物の場合は、その悪さも引き出しがちです。また、淹れたてを味わうのはマストです。
洗い方
ペーパーフィルターを使用しないため、ポット部分やプランジャー部分に残ったコーヒーのカスをそのまま水で流すと、排水溝やゴミ受けが詰まる原因になってしまいます。
残ったコーヒーカスは、茶こしや目の細かいザルに一旦取ってゴミとして捨てるか、安いペーパーフィルターやキッチンペーパーで濾してから捨てると良いでしょう。
プランジャーの棒の部分や金属のフィルター部分にカスが付いていることもあり、特にフィルター部分は取りにくい。
スポンジ等で無理に取ろうとしても残りがちだが、水を張ったボウルの中に入れて数回振るだけで、簡単に落ちるので、試してみてください。
最後に
洗い方には注意が必要になるコーヒーポットですが、手軽さではNo.1の淹れ方です。濃いめのコーヒーを毎日飲んでいる方には少し物足りなく感じてしまうかもしれませんが、コーヒーオイルも含んでいるのでコーヒー本来の味が楽しめることを考えれば 、その味のおいしさがわかってきて満足感を覚えると思います。
豆の粒度や抽出時間を調節すれば、自分の好みの味を見つけられると思います。
ぜひコーヒープレスをアウトドアで楽しんでみてはいかがでしょうか。
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