コーヒーをあまり飲まない方でも、ドリップしている時のコーヒーの香りには惹かれるものがあるのではありませんか?
脳を心地よく刺激されるような芳香にふと心がなごみます。
今回はコーヒー初心者の方のために豆の選び方などコーヒーを淹れる入り口のところまでご紹介しましょう。
○コーヒー豆の選び方
豆にはストレートとブレンドされたものがあります。
ストレートは単一の産地の名前がついています。
ブレンドは単一ではなく各地の豆の割合を決めて混ぜたものになります。
ストレートの場合、産地の個性をダイレクトに感じることができます。
アフリカや中東の場合、イエメンやエチオピア、タンザニアなどの産地になります。
アジア、オセアニアは中国や日本、オーストラリア、インド、ベトナム、インドネシアが産地です。
アメリカ、カリブ海地域はハワイ、ジャマイカ、メキシコ、ブラジル、コロンビアなど、産地は多岐にわたっています。
それぞれの産地によって苦味が強かったり、甘い香りがしたり異なる特徴を持っています。
しかし、世界最大の産地はブラジルになるのです。
世界中の生産量の3割を占めています。
○コーヒー店を選ぶ基準は?
コーヒー豆を売っている店を選ぶ時は、まず新鮮な豆が買えるところを探しましょう。
そのためには豆の保存方法に配慮している店を探すことが大切です。
きちんと豆を保存している店を選ぶポイントは3つあります。
ひとつは保存場所がきれいかどうか確かめましょう。
それと、豆から出た油分や殻でケースが汚れていない店を選ぶことです。
当たり前のようなことですが、まずは基本的なところからチェックしてみましょう。
そして、ケースが配置されている場所にも注目です。
コーヒー豆を保存する時は日光の当たらない場所が好ましいので、直射日光が当たらない場所かどうか確認することがポイントになります。
そして、ケースの豆の回転が早いかどうかというのも店を選ぶひとつの基準になってきます。人気店の豆は回転が早いので、常に新鮮な豆が置いてあるからです。
豆を買いに行くと必ず豆のままでいいのか挽いたものがほしいのか尋ねられることが多いと思います。
豆のままだと自分で粉にするための道具が必要になりますが、粉の場合はそのままコーヒーを淹れることができるので便利という事もあります。
ただ、コーヒー豆は挽きたての時が一番香り立つのです。
また保存性がいいのは豆です。それは、空気に触れる面積が粉のほうが大きいので、粉のほうが傷みやすいからなのです。
○コーヒー豆の保存方法は?
コーヒー豆も他の食品と同じく鮮度を保ちながら保存しましょう。
高温多湿な場所を避け、紫外線には当てないように注意が必要です。
また、酸素に触れる量を減らして酸化させないこともポイントとなります。そのため袋に入っている豆は、きちんと封をして密閉容器に入れて保管しましょう。
また、缶入りの場合は缶の蓋をきっちり閉めて保存することが大切です。
冷蔵庫や冷凍庫での保管は低温で温度も湿度も一定しているので理想的なのですが、外に出した時に温度差が激しいと水滴がついてしまうことがあります。そのため少量ずつフリーザーバッグに入れて保管するのがベストです。
コーヒーの賞味期限ですが、美味しいコーヒーを飲むためには、開封前でも開封後でも袋に書いてある賞味期限内に飲みきるようにしましょう。
また、粉の場合は開封後7日間、豆の場合は1ヶ月程度で使い切るようにすることが大切です。コーヒーは乾燥していますが、開封後は劣化してしまいます。消費するペースも粉か豆か選ぶひとつの基準にして量を考えて購入しましょう。
最後に
ストレートでもブレンドでも、産地など選択肢が多く、香りも味も千差万別です。
好みのコーヒーを探すのも楽しみのひとつです。
初心者のうちは店主におすすめ商品など尋ねてみるのもおいしいコーヒーを知るためにはぜひチャレンジしてみてください。
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